Philipsは、見た目がカッコいい魅力的な新型有機ELテレビ「OLED+907」と「OLED+937」を発表しました。LGのOLED EXパネルをベースに設計された優れたデザインとなっており、内蔵されたBowers & Wilkins製のサウンドシステムは非常に良く出来ています。
ハイエンドパネルの画質に対して、音質がついてきていないという不満を良く耳にします。しかし、Philipsは独自の統合サウンドシステムを提供しようと必死に取り組んでいます。
Philipsは、画像処理等を扱う独自のプロセッサ「Philips P5 Gen6」を使用しているので、それ以外の機能も導入されています。P5 Gen 6の強みは、埋め込まれた環境光センサーを利用して、ユーザーの環境を考慮してくれるところです。
同社は長年にわたって大量のデータを蓄積しており、それが今、P5 Gen 6の人工知能(AI)を強化するニューラルネットワークを構築するために使用されています。
OLED EXパネルの実装により、有機ELテレビ界でも非常に高い1300ニトの輝度を持続的に実現することが出来た、と説明されています。これほどの明るさによって発生する膨大な熱を放散出来る新しいヒートシンクによって、それが可能となっています。気になる人もいるでしょうが、この有機ELディスプレイは最高輝度で数分間使用しても焼付きや残像が無いそうです。
OLED+937に内蔵されたスピーカースタンドシステムには、Dolby Atmos対応のサウンドバーが組み込まれており、非常に薄型なテレビ本体に埋め込まれたスピーカーよりも大きな利点があります。ただ、家のデザインの選択肢が限られるという欠点があることは明らかです。
パネルと水平に配置されたOLED+907のスピーカーはもう少しコンパクトですが、それでも80Wの3.1chのサウンドシステム用に10個もドライバーを内蔵しています。このモデルは、フラットなデザインと音質の最適なトレードオフと言えます。
Philips製品ということで、照明コントロール「Ambilight RGB」が付属しており、テレビの背面にコンテンツに完全に一致した照明を照らすことで、没入感が高まります。
また、どちらのモデルもAndroid 11を搭載しているので、お気に入りのアプリのほぼ全てをダウンロードすることが可能で、スマートテレビのドングルを購入する必要もありません。
今回の発表は、Philipsからの嬉しいサプライズでした。同社がトップサプライヤー達の先進的な技術を詰め込み、技術面とデザイン面でそれを組み合わせて1つにまとめ、優れた製品を作り上げたことに感激しています。
この記事は、編集部が日本向けに翻訳・編集したものです。
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