無限に繰り返す「F2→Enter」の連打におさらば
CSVなどエクセルで編集し、そのデータを他のアプリケーションに流し込む際、数字や日付が文字列として認識されてしまうことがあります。特に計算式などで表示を整えた日付などは、見た目が日付で列の形式を日付にしておいても、一度セルを入力モードにしてEnterを押さないと日付として認識されない場合があります。
そんなときによくやるのが、列のデータがある上から下までF2→Enterをひたすら連打するのですが、データ量が多いと肉体的にも精神的に疲れます。これを一発で終わらせる方法があったのでメモ。
VBAのイミディエイトウィンドウを使う
他にもマクロを使った方法がありますが、この方法はマクロを使わないし、マクロ有効ブックに保存しなおす必要もないので、簡単で便利です。
ちなみにイミディエイトウィンドウとは、Excelでマクロのコードをいじるときに表示されるVBA(Visual Basic for Application)にて使用できるエディタ機能で、主にコードの実行結果を試すなど、デバッグする時に使うもののようです。
手順
- 該当のエクセルファイルを開く
- Alt→F11を押して「VBE(Visual Basic Editor)」を起動
- [表示]-[イミディエイトウィンドウ]を選択
- イミディエイトウィンドウに対象範囲を含めた
[a2:z9999]=[a2:z9999].value
を入力してEnter
これだけで解決できます。あとはエクセルのファイルを上書き保存して終わりです。
参考サイト