気象庁によると、19日夕までの24時間降水量の最大値は、宮崎県えびの市726ミリ、大分県佐伯市511・5ミリ、高知県仁淀川町500ミリなど。8県11地点で観測史上最大を記録した。最大瞬間風速は、愛媛県四国中央市で47・4メートルを記録するなど7地点で観測史上最大となった。
読売新聞の午後8時現在の集計では、宮崎県都城市で水没した乗用車の中にいた男性(68)の死亡が確認されたほか、同県三股町で土砂崩れで建物が押し流され、心肺停止状態で見つかった男性(41)がその後、死亡した。広島県廿日市(はつかいち)市では、鶏小屋の様子を見に行った市内の男性(82)が行方不明となり、九州や中国地方を中心に計102人がけがを負った。九州各地では住宅の床上・床下浸水も確認された。
日本航空と全日本空輸は、国内線の計約850便を欠航。九州新幹線が終日運休したほか、山陽新幹線も230本が運休、東海道新幹線は東京―新大阪間で一部運休した。
国土交通省によると、九州や四国、中国地方など計123基のダムで、河川氾濫に備えて水位を下げる事前放流を実施。容量満杯に近づいたダムで放出量を増やす「緊急放流」も9基のダムで行われた。
気象庁によると、台風は19日午後6時現在、中心気圧980ヘクト・パスカル、最大風速30メートルと勢力を弱めており、20日には温帯低気圧に変わる見通し。同庁は19日、鹿児島県と宮崎県の特別警報を解除したが、増水している河川も多く、警戒が必要という。
20日午後6時までに予想される24時間降水量は多い所で、東海300ミリ、関東甲信250ミリ、近畿180ミリ、中国・北陸・東北・北海道150ミリなど。東海では線状降水帯が発生する恐れがあるという。
読売新聞
引用元: ・台風14号、2人死亡 [どどん★]
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