時速274km?ユーチューバーがウラカンを高速でクラッシュさせる。ユーチューバーのダリウス ドブレは、動画撮影中に、ランボルギーニ ウラカンSTOをクラッシュさせたが、自身は無傷で済んだ。
道路の真ん中を通り抜けて、いや、フェンスを通り抜けて!27歳のユーチューバー、ダリウス ドブレが、私有地に1年落ちの「ランボルギーニ ウラカンSTO」を持ち込んだときのことだ。そして、その様子はすべてビデオに収められた。そこでドブレは、まず直線の道路を、スピードを上げて走り抜き、次に右カーブを曲がりたいと思ったものの、コントロールが効かず、小さな塀にぶつかり、柵を突き破った。
2021年8月24日、YouTubeチャンネル「Dobre Cars」に、「ウラカンSTO」を使った最初の動画が登場し、ほぼ1年後の2022年8月20日、アメリカ人ユーチューバーが、スーパースポーツカーをクラッシュさせたのである。本人の供述によれば、衝突時は時速170マイル(=時速274km)で走行していた。しかし、映像ではカーブの手前で大きくブレーキをかけているのがわかるので、衝撃を受けた時点では実際には(幸いなことに)それよりもかなり速度が遅かったようだ。ダリウス ドブレと助手席に座っていた同乗者にまったく怪我はなかった。
ウラカンのフロントは悲しい姿に
しかし、スーパースポーツカーの状態は無傷ということはありえない。右サイドミラーがちぎれ、フロントスカートが完全に破壊され、ボンネットも衝撃でへこんでいる。
この640馬力のランボは実際にはもっと速く走らせることができることになっている。排気量5.2リッターの自然吸気V10は、最高速度310km/hにまで達することができるのだ。その速さで走行していたのであれば、30万ユーロ(約4,200万円)の車の事故は、もっとひどい結果になったかもしれない。
YouTube動画ショートバージョン(47秒)
YouTube動画ロングバージョン(9分15秒)
Text: Kim-Sarah Biehl
Photo: Youtube/Dobre Brothers