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いつか私のことも忘れてしまう――。3年前、夫が若年性認知症と診断された妻にこみ上げたのは、自分の存在が夫の中から消えてしまうのでは、という不安だった。絶望を乗り越え、重ねた歳月。夫は趣味の写真や同じ認知症を持つ人との交流を通じ、「2人で過ごした記憶は決して消えない」と確信するように…