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Image:John Gress Media Inc/Shutterstock.com

アップルは9月のiPhone 14シリーズ発表イベントに続き、10月には新型iPadとMacの発表イベントを開催することが有力視されている。が、その説を主張していた人物が、10月のイベントは全く開催されないかもしれず、新製品の発表はプレスリリースで済ませる可能性があるとの見通しを述べている。

この噂の発信源は、アップルの内部情報に詳しいBloombergのMark Gurman氏だ。同氏はiPhone 14発表イベントの日にちを的中させていたが、それに続き10月に「第2のイベント」を準備しているとも伝えていた。新型コロナ禍が来る以前の「秋に、1ヶ月おきに新製品発表イベントを2回」のパターンに戻す可能性が高い、と主張していたのである。

しかし同氏のニュースレター「Power On」最新号によると、アップルは大きなイベントを行うに足る新製品を持ち合わせていないかもしれない、と軌道修正されている。その代わり、プレスリリースやウェブサイト(製品ページ?)の更新、一部報道関係者向けの説明会で発表される可能性が高いとのことだ。

実際にアップルは2019年3月にも、新型iPad AirやiPad mini、新型iMacや新型AirPodsを、立て続けにプレスリリースのみで発表したことがあった。これらはデザイン刷新を伴わないマイナーチェンジであり、今年秋の新製品群も筐体はそのままでチップの変更に留まるのであれば、サイトの更新だけで済ませることも十分にあり得そうだ。

Gurman氏によると、年内に発表予定の新製品は以下の通りだ。

・Mac miniのM2および「M2 Pro」搭載モデル
・「M2 Pro」と「M2 Max」搭載の14インチと16インチMacBook Pro
・M2搭載の11インチおよび12.9インチiPad Pro
・A14チップ(iPhone 12と同じ)搭載、RAMを増強したApple TV

またAppleシリコン搭載のMac Proは、2023年後半に発売されるとの予想である。

最近のアップル新製品発表イベントは、ライブ中継では不可能な凝った動画を準備するため、事前にビデオ収録しているとの噂が入ることもある。この噂を報じていたGurman氏が、10月イベントの収録に言及していないことから、やはりプレスリリースで済まされる可能性が高そうではある。