婦人公論.jp 9/27(火) 6:31
オンライン面接での息子・デルスさんの態度を横目に感じたこととはーー
「旅する漫画家」として世界を駆けてきたヤマザキマリさん。コロナ禍ではイタリアにいる家族と離れ、日本に長期滞在することになりました。しかしマリさんいわく、思いがけなく移動の自由を奪われた毎日の中でむしろ考える機会が増え、多くの気づきや発見もあったそうです。たとえば高校、大学とアメリカで育った息子さんが受けていた、オンライン面接での態度を横目に感じたのは――。
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◆”上から目線”的態度で面接していた息子・デルス
コロナ禍でデルスは、日本での就職活動を試みていました。
いくつかの書類審査を通過したあと、面接をオンラインで受けることになり、私の仕事室にある大画面のPCを貸してあげたのですが、その面談中、私は隣の部屋から「なるほど。それは、なかなか面白い視点ですね」「いや、僕はそうは考えていなくて……」などと対応している息子の声につい耳を傾けてしまいました。
ネクタイを締め、服装こそきちんとしていましたが、その”上から目線”的態度はまさにアメリカの教育仕込み。
モニターの前でふんぞり返って自分の意見を堂々と主張し、最後は面接官のほうが「いやあ、すごく勉強になりました。今日はありがとうございました」と息子に挨拶をしている始末。完全に立場が逆転していました。
◆表情が固まってしまい
「デルス、悪いけど、今の面接は絶対に落ちるよ」と部屋から出てきた息子に向かってそう言うと、心外そうな顔で私を見返してきます。
「でも、相手の人もすごく楽しそうだったし、なかなか良かったと思うんだけど」と頬を紅潮させているので、私は彼の肩を何度か叩きながら自分なりの説明を試みました。
「大概の企業はね、御社色に自分を染めるつもりです、御社のために自分を捧げます、という姿勢を見せないとだめなんだよ。正直、自信満々に自己主張しているあんたを雇ってくれる企業なんて日本にはないよ」と続けると、表情が固まってしまいました。
気の毒だと思いつつも被せるように「スティーヴ・ジョブズみたいにね、社長室でいきなり裸足をガンと机にあげて『俺を雇ってくれ』というような人間を雇える会社なんてのは、ほとんど存在しないから」と続けると、「そんなひどい態度はとってないよ」とうつむいてしまいました。
※続きはリンク先で
https://news.yahoo.co.jp/articles/085bff08788e6d84f8a9598082e1fb417c41e9f2
引用元: ・ヤマザキマリ 米国仕込みの”上から目線”的態度で就活する息子が選考落ちを予見。なぜ日本は全体的調和乱す存在を警戒するのか [愛の戦士★]
イタリアやアメリカで育った子でしょ
なぜ日本企業に就職しようとしてんだと。
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