AGCが銅張積層板(CCL)で設備投資に乗り出した。ポリフェニレンエーテル(PPE)系を製造するシンガポール拠点で来年半ばに立ち上がる最新設備は112Gbps(ギガビット毎秒)の通信速度に対応可能な新樹脂系材料などを量産できるもの。車載レーダー用途で販売が好調なポリテトラフルオロエチレン(PTFE)系特殊構造品も需要増を見据え、現状比50%増の増強投資が進行中。今後、市場の立ち上がりが期待できる次世代品の供給力を強化して、基板材料市場での存在感を高める。
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