大分県のオートポリスで開催された2022スーパーGT第7戦。10月2日の午後に行われた決勝レースを終え、GT300クラスで優勝を飾った埼玉トヨペットGB GR Supra GTの吉田広樹と川合孝汰が決勝日を振り返り、最終戦への展望、そしてチャンピオン争いについて語った。
川合孝汰/第1スティント担当
「2年ぶりに優勝することができました。今シーズンは開幕戦からなかなかうまく噛み合わないレースが続いていたなかで、本当に流れを変えることのできた大きな一戦になり、素直に嬉しいです」
「自分のスティントに関しては、最初から61号車(SUBARU BRZ R&D SPORT)と1対1のレースになり、コース的にも追い抜けないコースなので序盤はついていくというレースになりました。ただ、GT500クラスのマシンが絡み始めたときにチャンスがきたので、そのタイミングで前に出ることができました」
「その後はタイヤも少し辛かったのですが、後ろのタイムをしっかりとみながら、吉田さんにバトンを渡すことができたので、非常に今シーズンを通しても良いレースができたのではないかなと思います」
「(チャンピオン争いに関して)チャンピオンになることができるかという部分では、ポイントランキング的に自分たちは本当にギリギリなところだと思います。他車の結果次第になるかとは思いますが、やはり勝たないといけません。チャンピオンになるために僕らはレースをしていますし、毎戦の準備も勝つために行っています。チャンピオンはもちろん獲りたいですが、まずは最終戦のガチンコ勝負で52号車としてしっかりと勝つことに重きを置いて頑張りたいです」
「(最終戦もてぎに向けて)本当に毎戦勝つためにレースをしているので、今回のオートポリスで勝つことはできましたけど、すぐに最終戦のもてぎが迫ってくるので、これからしっかりと最終戦に向けて、クルマのセットアップや対策などを吉田さんも含めてチームとミーティングを行います。そのうえで、ここまで来たら勝ちにいきたいので、公式練習から予選を含め、またトップを獲りにいくためにしっかりと準備をしていきたいと思います」
吉田広樹/第2スティント担当
「2年ぶりの優勝になり、昨年もそうですし、今年もチャンスがありそうなレースが何度かありました。そのなかで展開や自分のミスなど、いろいろなことがうまく噛み合わないずに優勝が叶いませんでした。『今シーズンも厳しいのかな』と思っていましたが、今週のレースウイークに入って自分たちの調子がいいことも分かりましたし、これまでミスの原因でもあったタイヤ交換なども今回は完璧にレースが進んだのでチームにも感謝したいです」
「ブリヂストンタイヤさんも本当に最後まで強いパフォーマンスが落ちないタイヤを用意してくれましたし、そのタイミングで優勝することができ、そういったお世話になっているみなさんに優勝という結果を報告できるようなレースができたことは本当に嬉しいです」
「(チャンピオン争いに関して)オートポリスに来るまではランキングが上位ではなかったので、今回の勝利で自分たちがどの位置までランキングを上げることができたかはハッキリとは分かりませんが、そういった認識なので、最終戦でシリーズランキング何位ということよりも、いいレースができるようにしたいです。最終戦ではサクセスウエイトも搭載せずにガチンコ勝負となります。もてぎは過去に自分たちがいいレースをしているデータもあるので、それを活かし優勝だけを目指していきたいと思います」
「(最終戦もてぎに向けて)優勝することだけが目標なので、今回のオートポリスや昨年のもてぎでの自分たちのデータを振り返り、活かせるところをしっかりと準備し、優勝だけを目指していきます。また、内容がうまく噛み合えば川合選手がチャンピオンになれるように頑張りたいと思います」