昨日ミュンヘンで、Xiaomiが最新フラッグシップ「Xiaomi 12T Pro」とその兄弟機「Xiaomi 12T」を発表しました。同社は、光学手ブレ補正(OIS)を備えたf値1.69、200MPのメインカメラを”究極のカメラ”と謳っています。12Tには、解像度を108MPに下げた、f値1.7でOIS付きのメインカメラが搭載されています。どちらも、8MP/f値2.2の超広角センサーと2MP/f値2.4のマクロカメラで補完されています。
従来のフラッグシップである「Xiaomi 12 Pro」は、f値1.9/ワイド(メインカメラ)、f値1.9/2倍ショートズーム、およびf値2.2/超広角という3つの50MPセンサーを備えていました。Xiaomiは、12T Proでズームカメラをマイクロカメラに置き換えることを選択しました。サブカメラの解像度を下げるという選択のおかげで、Xiaomiはメインカメラの高解像度センサーにより多くのリソースを投入出来たようです。
どちらの新型デバイスにも搭載されている、6.67インチの1220p AMOLEDディスプレイはほとんど同じですが、12T ProのディスプレイはDolby VisionとSGS Low Visual Fatigueの認証を受けており、色と画質がさらに優れています。どちらのディスプレイもリフレッシュレートは最大120Hzで、Adaptive Syncに対応していることで、使用状況に応じてリフレッシュレートが30Hz/60Hz/90Hz/120Hzに変動します。両モデル共に、900ニトの輝度となっています。
デザイン面では、12T Proと12Tを判別することはほぼ不可能です。12T Proの方が、カメラバンプがわずかに厚くなっていますが、どちらのモデルかを見分けるために、私達はシールを貼らなければいけませんでした。
どちらのモデルも、バッテリー容量は5000mAhで120W急速充電アダプタ付属(45ドル分の価値)という素晴らしい仕様となっています。Xiaomiは19分で100%まで充電することが出来ると説明しています。充電速度を実際に測定し、今後のレビューで確認する予定です。
SoCは、12T ProがQualcommの最新フラッグシップ「Snapdragon 8+ Gen 1」を搭載しているのに対して、12TにはMediaTekの「Dimensity 8100-Ultra」が採用されています。Geekbench 5によると、12T Proはマルチコアで12Tよりも最大17%高速なようです。
どちらのデバイスもDolby Atmos対応で、12T ProはさらにサウンドをHarman Kardonが監修しています。
Xiaomi 12Tの価格は8GB/128GBで599ユーロとなっていますが、ドイツやフランス等の一部の国ではストレージ256GBで649.90ユーロのモデルのみ販売となります。Xiaomi 12T Proは8GB/128GBの価格が749ユーロで、同様にストレージ256GBで799.90ユーロというモデルしか販売されない地域があります。どちらも本体カラーはブルー、シルバー、ブラックの展開で、Xiaomiのウェブサイトから購入可能です。
この記事は、編集部が日本向けに翻訳・編集したものです。
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