世界各国の美しい港町や風景を伝える番組『港時間』。
9月30日(金)の放送では、クック諸島のラロトンガ島・ムリラグーンを紹介した。
ムリラグーンは、ラロトンガ島一のリゾートエリア。限りなく透明なターコイズブルーの海を求め、世界中から旅行客がやってくる。
そんなビーチの緑の木陰で、ボートを手入れするひとりの男性に出会った。
ケン・キングスベリーさん、80歳。
19歳のときにはじめてボートをデザインしたケンさんは、65歳の時に“あること”をひらめく。そしてできあがったのが、魚のヒレの動きをとりいれた足で漕ぐ“カタマランボート”。
「この船は魚のヒレに似たフィンで進むんだ。尾ヒレのような動きが推進力を生むんだよ」(ケンさん)
海の上を滑るように進むボートに、乗客たちも興奮!
「ペダルを漕ぐので簡単」「とても気持ちよかった。景色も最高」という声が上がる。
ケンさんは、「発明はとても楽しいよ。開発にかなり苦労したけど、ちゃんと動いた時のよろこびが大きいんだ」と胸を張っていた。
なお、次回10月7日(金)放送の『港時間』は、アメリカバージニア州のキンセールを特集。
祖父が手放したマリーナを復活させ、地元の人々が気軽に立ち寄れる場所にしている女性を紹介する。