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 本音はプロにコーティングを頼みたいけどお金がない……。そんなこんなで数ヵ月おきに洗車し、ワックスがけや市販のコーティング剤でクルマを綺麗にする人は多くいることだろう。

 担当もそんな一人だが、そうはいっても洗車は洗車機任せ、コーティングも洗車機とセットになっているコーティング剤で、ごましている状態。ほんとは、自分で手洗い洗車をするべきなんですが……。

 そうこうしているうちに、洗車をサボるようになり、ワックスやコーティングもしないまま、年月が過ぎていき、ふと見ると、水垢やウォータースポット、イオンデポジット(ボディに水滴が残り白くこびりついている水垢)だらけ。ヤバい、もう手遅れか?

 ということで、市販の水アカ落としクリーナーを量販店で購入、さっそく試してみた!

文/ベストカーweb編集部
写真/ベストカーweb編集部

【画像ギャラリー】おっさんが使っても簡単に落ちる疲れないリンレイウルトラハードクリーナーってこんなに凄かったのか! 忖度なしの結果を写真でチェック!(14枚)画像ギャラリー


■水アカ、ウォータースポット、イオンデポジットだらけで凄いことになっていた

ボンネットに白くこびりついたイオンデポジット。はたしてこれがきれいに落ちるのか?
ルーフもこんな状態。もはやお手上げか?

 昔は、1ヵ月に1回は洗車場に通い、洗車&コーティング剤を施していたが、今では忙しさにかまけて、近所の洗車機で洗車&コーティングをしている。3ヵ月もするとボディの表面には水垢や白くなったイオンデポジットだらけ。よくいく大型スーパーマーケットの駐車場で停まっているクルマのなかで一番汚いと、家族から文句を言われる始末。

 業者にコーティングを頼むと8万円以上するし、それなら自分でいっちょやったるか。ということで、まずはボディの下地処理をしないとダメだ。鉄粉取りの粘土や3M製のコンパウンド数種類は持っているのだが、もっと手軽に簡単に水アカが取れないものか。

 量販店の洗車用品コーナーに行くと、まさに百花繚乱。様々な商品が並んでいるなかで、目に飛び込んできたのは、「超進化ウロコ成分約140%UP! 水アカ、ウロコ、ウォータースポット、イオンデポジットまで強力溶解!」とボトルに書いてある、リンレイのウルトラハードクリーナー(1480円)だった。

リンレイのウルトラハードクリーナー。価格は1480円だった

 今回、自分で水アカ取りをする際に掲げたポイントは、手軽に短時間でできること、体力を消耗したくないためノーコンパウンドであること。安価であることだ。はたして、コンパウンド数種類使ってみっちり時間をかけた水アカ取りと遜色のない結果を残せるか?

 リンレイのウルトラハードクリーナーの成分はアルカリ剤で泡タイプのクリーナー。全塗装色に対応しているが、愛車は濃色、ブラックメタリックのため、塗り方によってはムラやシミが残りやすいので心配だ。

 まずボディ全体を洗車し、埃や汚れを落とし、乾拭きしたが、写真の通り、ボディ表面を見ると、水アカ、ウロコ、ウォータースポット、イオンデポジットの雨あられ……、しくしく。

  説明書を読むと、「本製品は非常に強力なので、必ず保護手袋などを着用し、目立たない部分で試してから使用してください」と書いてある。少々ビビりながら、さっそく説明書の通りに30×30㎝幅で1、2回スプレーし、乾いたマイクロファイバークロスで拭き取っていく。

拭き上げ1回目。要領がわからずスプレーをした後、軽く拭き上げると、やはり頑固なイオンデポジットのため落ちなかった

 ボンネットをひと通り塗った後、塗装面がどうなっているのか、角度変えながら見ていくと、さすがに1回では頑固なイオンデポジットは取れなかったので、3回塗って拭き上げた。

しっかり、水アカ、ウロコ、ウォータースポット、イオンデポジットが取れた!

 これマジか、ヤバいくらい凄い! 正直、ノーコンパウンドの液剤で、ここまできれいになるとは思わなかった。液剤なので、そんなに力を込めることなく拭き上げていったので疲労も少ない。心配していたムラも目立つほどではなかった。

 ただし、説明書には「脱脂力が強く、特に濃色車の場合はツヤが低下することがあるのでワックスなどで仕上げる」というのが気になった。かなり強力だから、気になる人は、目立たないところで試してから行うべし。または、ボディに直接スプレーせず、ウエスにスプレーしてから拭き上げたほうがいいかもしれない。

ボンネット左端にあった水アカ
ウルトラハードクリーナーをスプレーし てクロスで拭き上げると水アカが見事に消えた

■拭き上げた後は、必ず水洗いすべし

クリーナーを施工後、必ず水洗いもしくは水拭きすること。ホースのストレートでボディにあてると写真ではわかりにくいが少し白く泡立った

 強力な液剤なので拭き上げた後、そのままにしておくのは禁物。必ず、水洗いもしくは水拭きすること。ホースの水(ストレート)をボディにかけると、少し白く泡立つので、それが出なくなるまでしっかりと水洗いし、その後、乾いた布で拭き上げた。

 ボンネット、ルーフ、トランクが見違えるほど綺麗になった。リアドアにあったウインドウから下に水が流れる、縦に入った水アカもすぐに落ちた。ボンネット裏もかなり汚れていたが、乾いた布にスプレーしながら拭き上げたらウエスが真っ黒になってしまった。

 気を付けることは、やはり液剤が強力なので、シミにならないか、ムラにならないか確認しながら行わなければいけないこと。それにボディコーティング施工済みのクルマは一発で落ちてしまうので使用しないことだ。

 水洗いもしっかり行いたい。またミラーやメッキパーツ、アルミパーツ、ゴム類などに付着した場合はすぐに水洗いが必要だ。そして、強く擦りすぎると塗装を痛める恐れがあるので注意が必要。

最後に乾拭きをする。周りの風景がボンネットにきれいに映り込んでいる

 たった1480円+マイクロファイバークロス6枚約1000円の約2500円ほどで、ここまできれいになるとは思わなかった。

 そして何よりも、これまでは洗車→コンパウンドやクリーナーの下地処理の段階でくったくたになって、最後のワックスがけやコーティング施工は明日やるか、となっていたのが、疲労が少ないため、次の段階のコーティングが「まだやれる、このままイケる」と思ったことだ。どんだけ体力ないんかい、と突っ込みが入りそうだが、おっさんには辛いんです。

 シミ、ムラの心配もあったが、そんな心配は杞憂だった! 次のボディコーティングはどうするのか、乞うご期待!

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