【吉牛】吉野家社長「一定の納得は得た」　元常務の女性蔑視発言など説明

吉野家ホールディングス（ＨＤ）の河村泰貴社長は１２日、東京都内で開いた決算発表記者会見で、傘下の牛丼チェーン、吉野家で今年春、女性蔑視発言をした常務の解任や、外国籍と判断した大学生の採用説明会への参加拒否といった問題が相次いで発覚し社会的な批判を受けたことについて「大変お騒がせした。誠に申し訳なく思っている」と陳謝した。一連の問題をめぐって、河村氏が会見の場で発言したのは初めて。

河村氏は吉野家ＨＤ社長と吉野家社長を兼務している。企業体質に疑念を持たれかねない問題が続発したことへの会社としての説明責任の果たし方が問われていたが、河村氏は「それぞれ（の問題）について、直接の当事者に事情の説明や謝罪を行い、一定の納得はいただけたのではないかと考えている。会社としての対応は、コンプライアンス（法令順守）の徹底や企業風土の向上に取り組んでいることをホームページ上などで記載した」とした。

一方、１２日発表した令和４年８月中間連結決算は、売上高が前年同期比１０・１％増の８１８億円で、営業利益と最終利益はともに５割前後増えた。一連の問題による業績への影響について、河村氏は「軽微だったと考えている」と述べた。

ソース　https://news.yahoo.co.jp/articles/1dd3855d588c7979849d9fdfff69c8ec093b3588