ヨットの帆を思わせる白亜の駅舎から松林を通り抜けると、白砂とコバルトブルーの海が目に飛び込んでくる。空が赤く染まる頃には、ホームは海水浴客の日焼けした顔であふれた。 11年半前まで毎年やって来ると思っていた夏のにぎわいを、2011年3月11日の東日本大震災は奪い去った。 宮城県東松島市にあ…
ヨットの帆を思わせる白亜の駅舎から松林を通り抜けると、白砂とコバルトブルーの海が目に飛び込んでくる。空が赤く染まる頃には、ホームは海水浴客の日焼けした顔であふれた。 11年半前まで毎年やって来ると思っていた夏のにぎわいを、2011年3月11日の東日本大震災は奪い去った。 宮城県東松島市にあ…