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 10月18日、ロードレース世界選手権のMotoGPクラスに参戦しているLCRホンダは、中上貴晶が10月21~23日に開催される第19戦マレーシアGPを欠場すると発表。さらに、代役として長島哲太がホンダRC213Vを駆ることを明かしている。

 中上は、第15戦アラゴンGPの決勝でマルク・マルケス(レプソル・ホンダ・チーム)と接触して転倒を喫した際に、右手の薬指と小指を負傷した。

 その後、指の腱の手術を受けて連戦の第16戦日本GPに参戦したが、状態が悪化して小指の腱が断裂したため、第17戦タイGPから欠場することになった。中上は9月30日には約4時間におよぶ2度目の手術を受けて、成功したことを翌日に報告している。

 その間、第17戦タイGP、第18戦オーストラリアGPではHRCのテストライダーを務めている長島が、代役として参戦したが、第19戦マレーシアGPにも出場することになった。長島としては代役は3戦だが、ワイルドカード参戦した日本GPに続いて4戦連続でレースをすることになる。

 中上は手の手術から回復途中であるため、17日に行われたメディカルチェックの結果、セパンでのレースを控えるよう医師から勧告されている。