戦場で手足を失ったウクライナ兵を癒やす「馬セラピー」の驚きの効果
戦争で腕や脚を失ったウクライナ兵が増えるなか、乗馬による理学療法「ヒポセラピー」が注目されている。体力やバランスを取り戻すだけでなく、馬との触れ合いで心に負った傷も癒やされるという。
「悪夢を見なくなりました」
ダニロ・イシェンコ(34)は、結婚式でフィアンセと並んで歩くことを夢見ている。それに向けて彼の力になっているのが、英国産の競走馬「ボリビア」だ。
イシェンコはウクライナ北東部ハリコフ近郊の村で、ロシアによる砲撃を受けて脚を失い、人生が一瞬にして変わった。砲弾の破片が左足を切り裂き、11日後に切断したのだ。軍は彼を西部リビウにあるリハビリテーションセンターに送った。
そこで馬牧場を紹介され、深いチョコレート色の毛に豊かな黒のたてがみをたたえるボリビアと出会った。
「この馬は本当に穏やかで優しいんです」とイシェンコは言う。「心を通わせることができました」
イシェンコは乗馬による理学療法「ヒポセラピー」を受けているウクライナ兵の1人だ。同国では民間人、兵士を問わず、手足を失う人が増えており、彼らは心身に受けた傷の回復に努めている。
7月のある日曜日、イシェンコは調教師の補助のもと、ボリビアに乗って競技場を1周した。イシェンコの出す合図にボリビアが反応し、彼らは一体となって動いていた。
5回のトレーニングで「精神の状態がよくなっています」とイシェンコは言う。「脚や背中の筋肉が強くなっているのを感じます。この感覚が好きなんです」
「神経系が落ち着いてきました。悪夢を見ることもなくなりました」
イシェンコの回復への道はまだ険しい。電気機械式の義足「バイオニックレッグ」を作るために秋に渡米することを望んでいるが、ビザが必要だ。それが実現したら、結婚に踏み出すことができると彼は言う。
引用元: ・ウクライナ兵「僕のフィアンセです。この戦争が終わったら結婚するんだ」 [509689741]
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