愛媛県が10月、宇和島市に伝わる伝統食品「麦みそ」の老舗店に突然、「みそと名乗るな」と迫り波紋を広げている。3代目店主は「古里の伝統的な麦みそが否定されたようで、驚がくとさみしさしかない」と語る。いったい何が問題なのか。取材を進めると、県が判断基準とする法的根拠が不明瞭であり、議論の余地があることが分かった。みその表示をやめるように指導した県も「再検討する」としている。
「当店の麦味噌(みそ)が『味噌』と名乗れなくなりそうです」
愛媛県宇和島市で1958年創業のみそ店「井伊商店」の3代目店主、井伊友博さん(41)は10月26日夜、こみ上げる怒りを抑えながらツイッターにつぶやいた。11月2日現在、投稿への「いいね」は8万以上に上り、反響を呼んでいる。
高齢の両親と3人の家族経営で、創業時からの製法を64年間、守り続けている。10月29日夕に記者が尋ねると、井伊さんは創業時から使う木おけ(直径1・2メートル)から、完成したばかりの“麦みそ”を商品に詰めていた。
店内に掲げられる色紙が目に入る。「日本一の麦味噌屋 井伊商店」。発酵学の第一人者、小泉武夫・東京農業大学名誉教授のサインだ。同店には全国にファンがいるという。
原油高による経営苦に耐えながら仕事を続ける老舗店が今になってなぜ、商品で麦みそやみそを名乗らないよう要求されたのか。井伊さんは、疲れた表情で語り始めた。
大豆の使用有無が線引き?
https://mainichi.jp/articles/20221102/k00/00m/040/291000c
引用元: ・【愛媛】麦みそに「みそと名乗るな!」 老舗店あぜん、行政の不可解な指導 [朝一から閉店までφ★]
The post 【愛媛】麦みそに「みそと名乗るな!」 老舗店あぜん、行政の不可解な指導 first appeared on TweeterBreakingNews-ツイッ速!.