スピードスケート女子の五輪金メダリスト、小平奈緒さんが10月の引退会見で「札幌五輪に関しては一旦、(距離を)置いているところです」と述べた。
札幌市が手を挙げている2030年冬季五輪招致で、日本オリンピック委員会(JOC)などから支援を要請されていることを明かした小平さんは、「4回のオリンピックを経験して、成長させてもらった。それを利用されたくない」とも語った。
東京五輪・パラリンピックを巡る贈収賄事件を、念頭に置いた発言だろう。
札幌招致は本来、地方都市の未来像を描く希望に満ちた話だ。世論を味方にするどころか強い向かい風を招いているのは、当事者意識を欠いたまま招致を進めるJOCの姿勢である。
山下泰裕JOC会長は東京大会の組織委員会で副会長を務めた。それにもかかわらず、逮捕、起訴された元組織委理事らの専横を看過したことについて、いまだに総括も反省もなく、アスリートらへの謝罪もしていない。
1業種1社の枠を取り払った組織委のスポンサー集めは結局、不正に関わった者たちが汚い金の蛇口を増やすための方便に過ぎなかった。小平さんの「利用されたくない」という言葉からは、五輪のあり方への不信感もにじむ。
JOCは、札幌五輪など日本が迎える国際大会の不正防止策の検討に着手すると表明した。それさえも世論の批判を受けた後出しの対応だ。そもそも東京大会までの8年間で意思決定に関与できなかったスポーツ界が、大事な議論をリードできるとは思えない。
姿勢に疑問符がつくのは、JOCにかぎらない。元職員による横領があった日本バドミントン協会は、事案の隠蔽(いんぺい)を図った一部幹部への処分を厳重注意などで済ませようとした。「危機管理」がでたらめな今のスポーツ界には、自浄すら期待し難い。
先日発表された「世界が驚く、冬にしよう。」という札幌招致のスローガンに罪はなくとも、反省も謝罪もなしに次の招致が進むことに、国民はもう十分に驚いている。札幌五輪の未来を語る前に、スポーツ界のトップとしてやるべきことがあるのではないか。
産経新聞 2022/11/7 05:00
https://www.asahi.com/articles/ASQC65Q51QB0ULZU005.html
引用元: ・札幌五輪とJOC 反省ないまま未来語るな(産経) [蚤の市★]
ので、反省しない!
出てくるな誘致資金集め詐欺
ちょっとした金儲け出来るしな
冬季オリンピックをなぜわざわざ
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