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11月3日の文化の日に「富士スピードウェイ」のイベント広場にて開催された「ハチマルミーティング2022 in FSW」。このイベントは1980~99年に販売された車両のオーナーが集う祭典だ。「旧車というと、オジサンばかり?」と思いきや、若者オーナーもチラホラ! ということで、ここではそんな若者ハチマルオーナーにインタビューしてみよう。

【写真10枚】DIY「ライトカバー」に「極上内装」も羨ましい!

真っ白なZ31型フェレディZのうしろで、アウトドアチェアを出してくつろいでいたのは、そらさん親子。お父さんのクルマかと思いきや、こちらは息子さんのファーストカーなのだそうだ。1年ちょっと前に購入した1986年型フェアレディZは、直列6気筒、2リッターエンジンを搭載する200ZRの2/2、しかも5速マニュアル。Zといえば、おじさん世代は2シーターじゃなきゃ! などと思いがちだが、最近は2/2も俄然人気が出てきているらしい。

3代目フェアレディZとなるZ31型は、1983年にデビュー。ロングノーズ・ショートデッキというそれまでのZのコンセプトを引き継ぎながらも、直線的なシルエットとしスクエアなパラレルライズヘッドランプが特徴となっている。取材させていただいたZは1986年型ということで、ビッグマイナーチェンジがされた後期型。テールランプやバンパーの日本車らしくないスタイルは、当時の北米日産によるもので、なんともアメリカっぽいデザインが新鮮である。

ビカビカのZは、親戚のツテを活用し60万円にて購入!

「購入のきっかけは、お父さんのおかげですね。小さい頃から、こういうクルマのイベントによく連れてってきてもらっていて、旧車をよく見ていたのですが、ファーストカーはZがいいなとずっと思っていたんです」

同じ背格好で最初はお兄さんかと思い声をかけたお父さんは今年50歳。今はワンボックスに乗っていらっしゃるそうだが、そのクルマ愛が息子さんへ伝染したようだ。

「免許をとった時に、Zの中古車を色々と探したんですが、値段がとにかく高くなかなか手が出せなかったんです。ただ、そういう話を親戚にしたところ、知り合いの方に乗らなくなったZ31があるからって紹介いただいたんです」

その後、劣化している部分をリペイントし、リアゲートの錆を修復するほか、ライトカバーをアクリル板とボルト、ステーでDIY。片方をスモークにしたちょい悪仕様はイベントでも目立っている。

「やっぱりZは楽しいですね! 小さい頃から乗りたかったのもありますが、今の時代にこういう旧車に乗れて、幸せっていう感じです。友達からも乗せてくれ! って言われますが、年配の方に声をよくかけられるのも楽しいですね!」

オーナーよりも年上のZ31は内装もビカビカ。前オーナーが大切にしていたハチマル車が良い世代に引き継がれた好例といえそうだ。











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