11月18日、全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権に参戦しているB-Max Racing Teamは、11月21〜22日に岡山国際サーキットで行うテストに、外国人ドライバー5名が参加し、合計5台を走らせると発表した。2023年の参戦を視野に入れたものとなる。
B-Max Racing Teamはこれまで多くのタイトルを獲得、トップドライバーを上位カテゴリーに輩出してきた名門で、TEAM TOM’Sとともにスーパーフォーミュラ・ライツの覇権を争う存在だ。チームは2019年まで多くの外国人ドライバーを起用してきたが、コロナ禍が明けつつある2023年に向けて、5名の海外ドライバーをテストに参加させることになった。
すでにモナコ・インクリース・マネージメント(MIM)社が表明しているとおり、スペイン人ドライバーのダビド・ビダレスとアルバニア系ドイツ人ドライバーのリリム・ゼンデリがテストに参加する。どちらもFIA F3の経験をもち、ビダレスは2022年に1勝を飾っている。
さらに注目と言えるのは、全日本スーパーフォーミュラ選手権の『e-モータースポーツ・アンバサダー』にも就任したイゴール・フラガだ。日本で育った経験をもち、日本語も堪能。グランツーリスモ王者で海外のフォーミュラでも速さを示してきたドライバーだ。
3人に加え、弱冠19歳のアメリカ人ドライバー、ブライス・アーロンが参加する。イギリスF3の後継であるGB3シリーズに参加していたドライバーで、ビダレス、ゼンデリ、フラガ、アーロンとさらにもうひとりと、合計5名が参加するという。
B-Max Racing Teamでは「参加する選手の実力は未知ですが、それぞれがFIA F3 選手権やGB3(旧イギリスF3)選手権などでの実績を持っています。ここ3年ほどコロナ禍で参戦が叶わなかった海外勢の参戦が実現すれば、来シーズンの選手権が一層面白くなることは間違いないものと思います。ぜひご注目ください」としている。