11月21日、ツーリングカーレースを中心に活躍したレーシングドライバー、星野薫さんが亡くなったとGTアソシエイション、トムスらが明らかにした。享年75。
星野薫さんは1947年9月27日生まれで、1970年代から90年代までツーリングカーレースやスポーツカーレースで活躍。トヨタ車を多くドライブし、JTC全日本ツーリングカー選手権ではカローラやカローラ・レビンをドライブ。1980年代にはトムスのドライバーとしてJTC、さらにル・マン24時間にも挑戦した。
1994年からスタートしたスーパーGTの前身であるJGTC全日本GT選手権では、1995年に欧州車販売の外国屋アドバンを石橋義三とドライブ。6戦中5戦で表彰台を獲得し、GT2クラス(現在のGT300クラス)のチャンピオンを獲得した。
1999年までJGTCで戦った星野さんは、2002年にJGTCに創設され、現在もスーパーGTのドライバーレスキューに貢献しているFRO(ファースト・レスキュー・オペレーション)の初代ドライバーに就任。事故後迅速に現場に駆けつける役割を担い、2015年まで14シーズンに渡ってシリーズの安全を支えた。
ベテランドライバーのなかにも逝去を悼む声が聞こえている。心から哀悼の意を表します。