もっと詳しく

(本の雑誌社・2200円) その装丁の、なんと可憐(かれん)なことだろう。草をはむ、白いヤギの絵がちょこんと置かれた帯紙に、ひと目で心を奪われてしまった。 著者は装丁家にして、乳がんの闘病体験をまとめた『身体のいいなり』で講談社エッセイ賞を受賞した文筆家、イラストレーター。東京を出て瀬…