最新のApple Watch Series 8およびApple Watch Ultraの一部モデルで、内蔵マイクが機能しなくなり、マイクに依存するアプリがエラーを出して動かなくなることがあると報じられている。この件につき、アップルは問題を認識しているとの噂話もあわせて伝えられている。
この症状は、アップル公式サポートコミュニティや米MacRumorsのフォーラムに複数のユーザーが投稿している。「ノイズ」アプリのほか、Siriやボイスメモ、手洗い検出などマイクを使うシステム機能が動かなくなるという。
たとえば「Apple Watchが防水ロックの状態、またはマイクやスピーカーが使用中の場合、ノイズアプリはサウンドレベルを測定できません」というエラーを出して止まる、という具合だ。
その後、MacRumorsはアップルの内部メモを入手したとのこと。それによると、同社はApple Watchユーザーに起きているバグを認識しているそうだ。
具体的な症状としては「Siriが音声を聞き取らない、ボイスメモを録音できない」等の問題に出くわす可能性があるという。また、上記ノイズアプリの「測定が中断されました」と表示されるエラーも挙げられている。
またメモでは、Apple Watchを再起動することで一時的に問題が解決する可能性があると述べられている。つまり、ソフトウェアの問題であり、ハードウェアの不具合ではないと示唆しているようだ。
さらにアップルは、顧客には最新のwatchOSにアップデートを推奨し続けるよう通達しているという。正規サービスプロバイダなどに修理に持ち込む必要はなく、watchOS 9の修正版が出るのを待つとよさそうだ。
- Source:MacRumors