2022年スーパーGT第7戦の決勝レースが10月2日に大分県のオートポリスで開催され、Astemo REAL RACINGの17号車Astemo NSX-GT(塚越広大/松下信治)がファンからの投票によって決定される『J SPORTSベストパフォーマンス賞』を受賞した。
スーパーGTの中継を行うスポーツ専門チャンネルのJ SPORTSは、これまで決勝レースで素晴らしい活躍をしたGT500クラスの表彰台獲得チームのうち1チームに対して、J SPORTSベストパフォーマンス賞を贈呈してきた。
そんなJ SPORTSベストパフォーマンス賞は2022年シーズン、各決勝レースでもっとも印象に残るドライビングを見せてくれたチームを、ファンからの投票によって決める参加型の賞にリニューアル。対象チームはGT500/GT300の全チームへと拡大し、各ラウンドの決勝スタートからチェッカーまでの間、投票ページで行われた投票結果にて受賞者が決定している。
今回行われた第7戦オートポリスでJ SPORTSベストパフォーマンス賞を受賞したのは、前日の公式練習中にクラッシュを喫してしまいながらも予選までにマシン修復を行い、4番手グリッドから決勝をスタートし、見事に逆転優勝を飾ったAstemo REAL RACINGの17号車Astemo NSX-GTとなった。
受賞にあたり、塚越広大は「今回はジェットコースターのようにいろいろなことが起こりました。そういったチームの姿を見てくれているファンの方たちからの思いもあったのかなと思います。そんな思いに応えらることができたので本当に良かったです」とファンへの感謝を語った。
また、松下信治は「本当に厳しい状況から優勝することができたので余計に嬉しいです。ですが、そういったパフォーマンスができたことは、やはりチームの支えが必要なので、チームにもベストパフォーマンス賞をあげたいです」と、公式練習から予選までにマシン修復を行ったチームに改めて感謝した。
そんなふたりのドライバーに対し、Astemo REAL RACINGの田坂泰啓エンジニアは、「レースをしているのはあくまでドライバーなので、僕らはマシンが壊れたら直すという係なんです」と謙遜しながらも、「でも、今日のレースではドライバーふたりとも良いパフォーマンスをしてくれたので、本当に僕らもマシンを直した甲斐がありました!」と、J SPORTSベストパフォーマンス賞の受賞に笑顔を見せた。
このJ SPORTSベストパフォーマンス賞は、11月5~6日に栃木県のモビリティリゾートもてぎで行われる第8戦『MOTEGI GT 300km RACE GRAND FINAL』でも実施される予定だ。チャンピオンが決定する最終戦で、果たしてどのマシンがJ SPORTSベストパフォーマンス賞を受賞することになるのだろうか。今から投票開始が待ちきれない。
■J SPORTS ベストパフォーマンス賞 投票ページ
URL:https://www.jsports.co.jp/news/?id=1271