最終戦に向けてチャンピオン争いは6チームに絞られることに
スーパーGT第7戦の舞台となったのは九州は大分県のオートポリス。2022シーズンも残すところ2戦とシリーズチャンピオン争いが激化してくる頃だ。10月としてはかなり暖かい気温25度、路面温度43度というコンディションのなか、65周の決勝レースがスタートした。
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序盤は予選でポールポジションを獲得した#61 SUBARU BRZ R&D SPORT(井口卓人/山内英輝)がトップをキープ、しかし後方には#52 埼玉トヨペットGB GR Supra GT(川合孝汰/吉田広樹)が迫り、テール・トゥ・ノーズのバトルを展開する。そこからやや遅れて3番手には#88 Weibo Primez ランボルギーニ GT3(小暮卓史/元嶋佑弥)、#65 LEON PYRAMID AMG(蒲生尚弥/篠原拓朗)、#55 ARTA NSX GT3(武藤英紀/木村偉織)が続く。
10周目に入ると、#52埼玉トヨペットGB GR Supra GTが#61 SUBARU BRZ R&D SPORTをオーバーテイクし、トップを奪取する。一方15周目に#5 マッハ車検 エアバスター MC86マッハ号(冨林勇佑/平木玲次)と#87 Bamboo Airways Lamborghini GT3(松浦孝亮/坂口夏月)が1コーナーで接触してしまい、#5 マッハ車検 エアバスター MC86マッハ号がコース外に止まってしまったため、FCY(フルコースイエロー)が導入されることになった。
その後18周目にFCYは解除されると、トップの#52 埼玉トヨペットGB GR Supra GTは2番手の#61 SUBARU BRZ R&D SPORTとの差を広げていき、この上位2台は単独走行となる。また後方では3番手の#88 Weibo Primez ランボルギーニ GT3と#65 LEON PYRAMID AMG、そして#56 リアライズ日産メカニックチャレンジ GT-R(藤波清斗/ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ)、#4 グッドスマイル 初音ミク AMG(谷口信輝/片岡龍也)が僅差でバトルを展開する。
各チームがピット作業を完了した後、47周目に#2 muta Racing GR86 GTがコース外に出てストップ。2回目のFCYが導入される。また51周目には5番手を走行していた#55 ARTA NSX GT3が右リヤタイヤにトラブルを抱えてスローダウンしてピットに戻ったため、ポイント圏外に下がってしまった。
トップを独走で走行していた#52埼玉トヨペットGB GR Supra GT(川合孝汰/吉田広樹)は、終盤も安定したペースをキープし、その座を譲ることなくフィニッシュ。今シーズン初であり、2020年最終戦以来の優勝を飾った。2位は#61 SUBARU BRZ R&D SPORT(井口卓人/山内英輝)で、終盤激しさを増した3位争いは、#65 LEON PYRAMID AMG(蒲生尚弥/篠原拓朗)が制した。
一方、ドライバーランキング1位の#56 リアライズ日産メカニックチャレンジ GT-R(藤波清斗/ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ)は5位となり、そのランキングトップをキープ。ディフェンディングチャンピオンの#61 SUBARU BRZ R&D SPORT(井口卓人/山内英輝)が2.5ポイント差のランキング2位に浮上した。今回の結果により、#10 TANAX GAINER GT-R、#52 埼玉トヨペットGB GR Supra GT、#11 GAINER TANAX GT-R、#65 LEON PYRAMID AMGまでの6チームが ランキング1位の権利を残して、最終戦モビリティリゾートもてぎでタイトルを争うことになる。
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