日本各地の人里離れた場所になぜだかポツンと存在する一軒家と、そこに住まう人物の人生にも迫っていく番組『ポツンと一軒家』。
10月2日(日)は、ゲストに佐々木蔵之介と髙橋ひかるを迎えて放送される。
山奥での暮らしに馴染みのない佐々木は、「田舎へ旅行するのはいいなと思うんですけど、暮らすとなるとあきませんわ。蛇が出たり水が止まったり、大変やと思います」と苦笑い。
髙橋は、「舞台の公演で地方へ行くと夜は真っ暗で、健全だなって思います。でも、ポツンと一軒家ってそんな地方の町よりもさらに山奥なんですよね…想像もできないです」と話していたが、VTRが始まると大自然の景観に魅せられる。
奈良県東部の深い山の中で、五角形のような特徴的な形状のポツンと一軒家を発見!
周囲は森に囲まれており、田畑があるようには見えない。佐々木は「よく見てみると建物が左右対称なので、たとえば音響効果にこだわっている人が暮らしているとか?」と建物から暮らしている人を分析。
髙橋は「オシャレな建物ですよね、建築家の方が住んでいそうです」と想像を巡らせる。
トンネルを抜けると道の両サイドは山一色の景色。捜索隊は、緑に囲まれた山道を抜けて最寄りの集落へと向かう。軒先にいた住人を発見し、衛星写真を確認してもらうことに。
「うーん、こんなところに家があったかなあ?」と話しつつも、何度も見直していると突然「誰の家かわかった!」と思い当たった様子。しかし、拡大写真で建物を確認してもらうと、「うーん、こんな建物じゃないなあ。ここは会社の保養所かもしれない」とも。
捜索隊が詳しく調べてみると、目当ての建物はやはり保養所。しかも無人だったため、住人男性が思い当たったポツンと一軒家のリサーチに切り替えることに。
話を聞いてみると、60代の夫婦が二人で暮らしており、家は何軒かあるものの住んでいるのはその一軒だけだという。捜索隊は保養所よりもさらに1.5キロほど山奥にあるという一軒家を目指す。
集落を抜け「通行注意」の看板を越えると景色は一変。深い山へと向かって細い林道がどこまでも続いている。清流が流れる険しい山の中にある林道をしばらく進むと、やがて建物が見えてくる。
そこは、当初目指していたポツンと一軒家。清流沿いの谷間、木々に覆われるように建つ保養所を確認しつつ、捜索隊はさらに山奥へと入っていく。険しさを増す山道を抜けると、いくつかの家が見えてくる。まるで小さな集落のようだが、その中の一軒にだけ今も暮らしている夫婦とついに対面!
にこやかに迎えてくれたのは60歳の夫と62歳の妻。かつては6世帯が暮らす山中の小さな集落だったそうだが、現在暮らしているのはこの夫婦のみだという。
実は7年前に男性の両親が亡くなり、住み手のなくなったこの古民家へと夫婦で引っ越してきたという。しかし、そこには先祖代々の土地を大切にしてきた夫婦の思いとかけがえのないドラマがあった。