世界各国の美しい港町や風景を伝える番組『港時間』。
10月28日(金)の放送では、アメリカ西海岸のマリナ デル レイを紹介した。
世界最大級のハーバー、マリナ デル レイ。この港には、自由な気風で知られる「カリフォルニアヨットクラブ」がある。
クラブに所属するマリー・ロジャースさんは、大型ヨットを操縦しながらセーリングを教える先生。
生徒は女性が中心で、「性別や伝統に関係なく多くの人にセーリングの世界を知ってほしい」と話す。
かつてヨットクラブは男性の社交場で、女性主導のセーリングなどもってのほかだった。
しかし、時代は変わり、いまや「セーリングは誰でも楽しめる」もの。
帆を上げるような力仕事は、電動ウインチを使えばいいだけ。女性には女性なりのやり方がある。
マリーさんは、隔たりのないこのクラブで新しい扉を開こうとしている。
「セーリングは自然とつながること。常に自分を試されるのです。そして先祖とのつながりを感じます」(マリーさん)
彼女にとって、ヨットは自由とつながるパスポートなのだろう。
なお、次回11月4日(金)放送の『港時間』は、モロッコのタンジェを特集。
2人乗り世界一周ヨットレース『Globe 40』に挑戦した日本人セーラーを紹介する。