「憤りに近い」「なぜこんな大騒動に?」 ウォーホルの「箱」約3億円で購入 県による住民説明会で賛否
3億円の「箱」は高すぎるのか…
鳥取県が新しくオープンする県立美術館の目玉として、アンディ・ウォーホルの現代アート作品を約3億円で購入したことに対し、賛否の声が多く寄せられため、3日、鳥取県米子市で県による住民説明会が開かれました。
「憤りに近いものを感じていると述べさせていただきます」
「ウォーホルを知らない人が多いというのは鳥取県が美術振興をサボってきたツケだと思います」
住民説明会の会場には、批判の声も響きました。
問題となっているのはポップアートの巨匠、アメリカのアンディ・ウォーホルの作品「ブリロの箱」。
アメリカのたわしの包装箱をモチーフにした作品で、2025年春に倉吉市に新設する県立美術館の目玉として、県が5点を計2億9145万円で購入しました。
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箱5点のうち1点は1968年に制作された希少なもので6831万円。その他の4点は、ウォーホル了解のもと別の美術関係者によって1990年に制作されたもので、1つ5578万円で購入しました。
引用元: ・鳥取県「ウォーホルの現代アート(3億)を買ったよ!」 県民「箱じゃん」「箱に3億?」 急遽説明会へ [227847468]
栃木の俺には分かる
鳥取県 平井伸治 知事
「シャガールとかルノアールとか、県民がものすごくわかりやすく、これ見たいなというのはあるじゃないですか。そうすると返ってくる答えが、何十億、何百億になりますと。
美術品の値段も上がってきている状況がある中で、専門的な知見を持った人たちも苦労されてのウォーホルという選択だったんだろうと思います」
「箱」に3億円は高すぎるのか。そして5点も必要だったのか…
「説明が十分に浸透していなかった」として、県は各地で住民説明会を開く事態となったのです。
3日に行われた米子市での説明会には、約50人が集まりました。
鳥取県教育委員会 美術館整備局 尾﨑信一郎 美術振興監
「我々美術館というのは、美術作品を作家が望む状態で展示する義務があります。ブリロというのは大量生産大量消費というのがこの作品の、ウォーホルの意図を正しく伝えるためにということ」
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担当者による1時間あまりの説明が終わると、質疑応答では賛否の声が相次ぎました。
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