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2022年10月12日(水)からスタートするドラマ相棒season21

“5代目相棒”として新シーズンから登場するのは、“初代相棒”でもある亀山薫(寺脇康文)。season7で卒業して以来、満を持して再び杉下右京(水谷豊)とタッグを組む。

そんな『相棒』シリーズは、動画配信プラットフォーム「TELASA(テラサ)」「テレ朝動画」にて、過去全シーズンとスペシャルドラマに加え、劇場版、スピンオフも配信中だ。

テレ朝POSTでは、この伝説のコンビ復活を記念し、同シリーズの過去回から杉下右京と亀山薫が活躍するオススメのエピソードをピックアップ。

今回は、故・蟹江敬三さんがゲスト出演した『相棒 season1』第7話殺しのカクテル(2002年11月20日放送)を紹介する。

◆カクテルをめぐる2つの物語が交錯し…

雨が降る夜、地下のカクテルバー「リメンバランス」で殺人事件が発生するシーンから物語は幕を開ける。

犯人はバーテン・三好(蟹江敬三)。殺されたのは、都内で飲食店を経営する倉沢フーズグループの社長・倉沢だ。

©テレビ朝日・東映

翌日、路地裏の空き地で倉沢の刺殺体が発見される。

倉沢は経営不振の店と揉めていたが、「リメンバランス」のみ黒字だったため、捜査一課ではバーテン・三好を除いて絞り込みを行うことに。

しかし、捜査会議に参加していた杉下右京は独自に捜査を開始。「リメンバランス」に繰り返し足を運び、三好の周囲を探っていく。

一方、亀山薫は彼女の美和子(鈴木砂羽)と些細なことから大喧嘩。美和子は家を飛び出してしまう。

そんななか、美和子の叔母であるアキコが突然ロンドンから亀山のもとへ。「行きたい店がある」と、亡き夫と30年前に出会ったバーの思い出のカクテルを探しているという。

カクテルにプロフェッショナルなこだわりをもつ殺人犯のバーテンと、忘れられないカクテルを探すアキコ。一見すると無関係な2人の物語がしだいに交錯し、思いがけない繋がりが浮かび上がってきて…。

◆亀山と美和子の“仲直り”にも注目!

犯人を推測する通常のミステリーとは異なり、先に犯人を明かすいわゆる“倒叙ミステリー”の本作。

終盤でアキコが「このカクテルに、そんな意味があったなんて…」とこぼすように、最後はどこか心が温まる作品となっている。

バーテン・三好の細かな仕草や心の機微を敏感に察知し、真相へとジリジリと歩み寄る杉下の嗅覚はさすがの一言。

そして、喧嘩していたはずの亀山と美和子がいつの間にか仲良くなっているところも見どころの一つだ。

はたして、season21では杉下、亀山、美和子の3人はどんな活躍を見せるのか?