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今年6月、EU理事会と欧州議会が、スマートフォンなどの電子機器の充電端子規格を「USB-C」に統一する無線機器指令の改正案について暫定合意に達したと発表していましたが、現地時間10月4日、欧州議会にて同改正案の採択が行われ、賛成多数で正式に承認されました。

これにより、遅くとも2024年末までにEU圏内で販売されるスマートフォンなどの電子機器(iPhoneも含む)の充電端子には「USB-C」が義務づけられることになります。

なお、欧州議会での採択の賛成票は602票、反対が13票、棄権が8票だった模様。

対象となる製品は、携帯電話、タブレット端末、電子書籍端末、デジタルカメラ、携帯型ゲーム機、ヘッドホン、イヤホン、携帯用スピーカー、ワイヤレスマウス、ワイヤレスキーボード、携帯型ナビゲーション機器で、今後はEU理事会の承認を経てからEU官報に掲載され、掲載から20日後に発効しされます。

発効後は24カ月の加盟各国の国内法制化期間を経て、適用が開始され、ラップトップ型パソコンも指令の発効から40カ月後に対象に追加される予定です。

[via Apple Insider

EU、スマホなどの充電機器の端子を「USB-C」に統一へ − 早ければ2023年にもLightningは廃止か