もっと詳しく

北朝鮮が3日朝と夜、日本海側に弾道ミサイルを少なくとも6発発射した。いずれも排他的経済水域(EEZ)外に着弾したとみられる。

DedMityay /iStock

北は前日に20発を超える短距離ミサイルを日本海に向けて発射したばかり。早朝のミサイルは日本列島を飛び越える恐れが出たため、宮城、山形、新潟の3県でJアラートを発動し、祝日モードの各地を一時緊張させた。結果的には日本海上空で消失したものの、防衛省によると、早朝の3発のうち1発はICBM(大陸間弾道ミサイル)級の射程距離を持つ可能性があると見ている。

さすがにこの日はこれで落ち着くかに見えたが、21時台に再び3発のミサイルを日本海に向けて発射。排他的経済水域(EEZ)外に着弾したが、夜になってもなお畳み掛ける北のミサイル乱射に、リアルもネットも「またか」と驚きが広がった。

元海上自衛隊司令官の香田洋二氏はこの日昼のNHKニュースに出演した時点で、「ICBMなどを除くと、500〜600キロの戦術ミサイルは実戦配備(段階)に入った。隊員が習熟して雨の日でも夜でもいつでも撃てるところに持っていくのが最終目標」と指摘していたが、その矢先で「自衛隊で言うところの戦力化」(香田氏)が現実のものになったことを印象付けた。

暴発気味ともいえる北朝鮮や金正恩総書記の狙いは何か。

この記事は会員限定です。ぜひご登録いただき、続きをお読みください。サブスクなら読み放題です。