Intelは、ServerTheHomeの最近のインタビューで指摘されたように、データセンター&サーバーでのArc Gaming GPUの使用に前向きなようです。
Intel Arc GPUはデータセンターとサーバーでゲーム以外の目的も持つようになる
IntelのArcブランドのGPUは、主にゲーミングセグメント向けに設計されているが、同社はワークステーションセグメントを対象としたFLEXブランドのGPUも提供する予定である。
しかし、ServerTheHomeのPatrick Kennedy氏に確認したところ、ゲーミングにフォーカスしているにもかかわらず、IntelはArc GPUをデータセンターやサーバーで使用することに前向きであると述べている。
イベントでは、重要な内容も確認した。Intelは、デスクトップカードをデスクトップだけに限定するつもりはないようだ。NVIDIAのCUDAライセンスとは異なり、サーバーでの利用を禁止するつもりはないとのことだった。これは歓迎すべき発表だった。
インテル ServerTheHomeより
興味深いことに、IntelはArc Gaming GPUをサーバーやデータセンター市場で使用することにオープンなだけでなく、NVIDIAではなくAMDが現在持っているような、よりオープンでユーザーフレンドリーなモデルでその特定の目的のためにライセンスを配布する予定です。
NVIDIAがGeForceやTitanクラスの製品を制限するのに比べ、AMDはデータセンターやサーバーでのRadeon GPUの使用に関してオープンです。
しかし、同時に、NVIDIAは、GeForce NowサーバーにRTXグラフィックスカードを搭載しています。
Intel はディスクリート GPU セグメントの新参者であることを考えると、得られる限りの市場シェアと採用が欲しいところでしょう。
Arc Gaming GPUがサーバーやデータセンター、あるいはその他のアプリケーションに搭載されるにせよ、ユーザーに第1世代のIntel GPUを体験してもらうことは、すべて価値があることだろう。
一方、IntelもArc GPUや基本的に他のすべてのAlchemistチップでブロックチェーンをフルサポートできるようにしていますが、そこから素晴らしいパフォーマンスを得られるかどうかは、まったく別の話です。
Intel AXGは専用のブロックチェーンASICを持っており、ここに詳述されているように、その仕事ははるかに優れています。
Intel初のArc A770とArc A750ハイエンドゲーミンググラフィックスカードは、10月12日にそれぞれ329ドルと289ドルのUSスタート価格で発売される予定です。来週には、さらなるニュースが発表される予定です。
ソース:wccftech – Intel Open To Usability of Arc Gaming GPUs In Data Centers & Servers
解説:
ARC Alchemistはデータセンター使用もOKとのこと。
元記事にあるCUDAライセンスとは以下のことです。
エヌビディアが消費者向けGPUのライセンスを変更、データセンターへの導入を禁止
nVidiaはGeforce NowのサーバーにRTXシリーズを使用しているなど、何か納得のいかないところがあるようですね。
実際のところ、第一世代で実績がないですから、使ってくれるならばなんにでも使ってくれと言うのがIntelの本音でしょう。
恐らくは、実績が付いてくるとのちの世代では禁止になるかもしれません。
売れるならば当然、利益率の高いサーバー向けの製品が売れてほしいわけで、ブランドが確立すると利益を追及してくるのは何もnvidiaだけでは無いでしょう。
AMDが製品不足を理由に事実上sTRX4のThreadripperを打ち切ったのは記憶に新しいです。
Threadripper PROシリーズの64コア128スレッドモデルは100万円を超えており、HEDT向けのsTRX4製品とはやはり利益率が違いそうです。
ARCは当面そこまでいかないでしょうが、将来的にはそのようになってもおかしくは無いでしょう。
何せ、データセンター向けのGPUはきちんとあるのですから。
ARCがデータセンター向けだけではなく、ゲーミングユーザーに対してもおおらかな対応をするのはシリーズをロンチする今だけなのかもしれません。
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