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「え? それは……」 英之は、心底当惑していた。今になって、映像証拠が見つかったというのは、どういうことだろう。 「おまえは、叔父さんの家に向かったんだ。間違いないな?」 「いや、でも、そんなことは」 「あの晩の雨と風は、ひどかっただろう?」 松根は、英之の言葉に被(かぶ)せるように質…