滋賀県彦根市出身のジャーナリスト田原総一朗さん(88)が1日、母校の県立彦根東高校を訪れ、「時代をよむ」をテーマに講演した。全校生徒約960人が、大先輩からのメッセージをかみしめた。
講演は田原さんからの申し出で実現。2、3年生は体育館で聴講し、1年生は同時配信される動画を各教室で視聴した。
田原さんは小学5年で終戦を迎えた経験から「1学期に国民の英雄だった人が2学期以降に次々と逮捕され、価値観が百八十度変わった。偉い人の言葉は信用できない」と語った。国際社会や地球環境など正解のない問題を考える際には想像力を発揮し、1次情報を自分で確かめて判断することが重要だと強調した。
講演終了後も、質問に詰めかけた生徒らに時間の許す限り丁寧に対応。後輩への一言を問われると「生きる目的は人によって違う。人生をかけて何をやり、何をつかみたいかを探せ」と熱っぽく語りかけた。
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引用元: ・【滋賀】田原総一朗さん、母校で後輩たちへ熱弁「人生で何をつかみたいかを探せ」 [朝一から閉店までφ★]
頑張れば何でもできると思うのは傲慢
「あきらめるな」とよく言います。
だから誰でもあきらめさえしなければ夢がかなうような気がしてきますが、
そんなことはあまりない。頑張れば何でもできると思うのは幻想だと僕は思う。
成功した人にインタビューするからそうなるのであって、失敗者には誰もインタビューしてないじゃないですか。
人間は、生まれ落ちた時からものすごく不平等なものです。国籍も容姿も選べない。
親も子供も選べない。配偶者だって、2、3の候補の中から選ぶのがせいぜいで、
それでもいいくらいのものでしょう?つまり限界だらけで僕らは生きているわけで、
そんなにうまくいかないのが普通なんです。その普通がいいんだと思わなければ、挫折感ばかり抱えて心を病んでしまう。
僕は一握りの成功者が「頑張れば夢はかなう」というのは傲慢だと思っています。
多くの人が前向きに生きるには、可能性のよき断念こそ必要ではないでしょうか。
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