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11月3日の文化の日に「富士スピードウェイ」のイベント広場にて開催された「ハチマルミーティング2022 in FSW」。このイベントは1980〜99年に販売された車両のオーナーが集う祭典で、そうしたちょっと古めのクルマたちを紹介する媒体「ハチマルヒーロー」を出版する芸文社が主催となっている。 今回の見どころは「ハチマルミーティング」最大のコンテンツである「なりきりエリア」の復活。一番目立つところに、西部警察のレプリカ車両たちがズラリと並び、前回はS130フェアレディZをベースにした「スーパーZ」を紹介させていただいたが、今回はこちらも人気の高い、スカイライン・ジャパンをベースにした「マシンX」をご覧いただこう。

【写真9枚】特殊ペイント弾も出る!? 懐かしのコンピュータはDIYで!

大門団長と同じ紺のスリーピースに「レミントンM31ライオットショットガン」を構えているのが、マシンXレプリカのオーナーである佐々木さん。長身で髪型も往年の渡哲也さんを彷彿とさせ、ティアドロップをかけ黒いマシンXの隣でポーズを決めると、たちどころに人だかりができてしまう。 氏の地元は秋田県でこの日のために700kmあまりを自走、このクルマは普段の足として使用しているのだそうだ。当日はモデルガンも試し撃ちをしてくれ、飛び出る薬莢がさらに周囲の歓声をアップさせていた。佐々木さんは小、中学校と西部警察に夢中となり、約20年前にベースとなる1981年型のスカイラインGT-ESターボを購入、憧れていたマシンXの情報を雑誌などで取得しつつ内外装を仕上げ、5年前に現在の形にたどり着いたという。

DIYで仕上げたインテリアにも注目!

外観でポイントとなるのは、ゴールドにペイントされたカンパニョーロホイール。「NISSAN」打刻入りのホイールは大変珍しく、日産の純正品なのだそうだ。ボディに入るゴールドのストライプは新車当時からのオリジナルものだそうで、サイドシルの「2000GT TURBO」の文字も時代を感じさせる。 内装も抜かりはなく、劇中車同様、助手席部分に無線機や車載電話、赤色灯などを搭載。無線機は、劇中車と同じトリオTS-120、運転席はレカロのシートでナルディのステアリングをセット。こちらも実際のマシンXと同じ仕様とのことだ。劇中車では助手席のコンピューターが色々な色に輝き、計器類も様々なものがついていたが、佐々木さんのマシンXでは計器類に温度計、カラフルなボタンに蛍光クリップなどがあしらわれ、業者さんには頼らずすべてDIYで工夫しながら楽しんでいる。 フロントグリルには、特殊発進ペイント弾を発射する銃も再現。二つの丸い穴はレーダー・スピード感知器を模したものだそうだ。若干のローダウンで、プロポーションの良さが引き出されたこのマシンX。「やっぱり薬莢が出るのが面白いんですよね!」とモデルガンを構えながら、サングラス越しにサービスしてくれる佐々木さんの笑顔が印象的であった。








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