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伊藤一彦『言霊の風』 「神話のふるさと」と言われる宮崎に生まれて、在住の著者。宮崎の風土の持つ言霊を感受しつつ詠む。地球環境の大きな問題、コロナ禍、戦争など社会を明晰(めいせき)にとらえる第16歌集。<牧歌的で言霊ふくんだ風のやうと日向弁聞きき石牟礼道子は>(角川書店・2860円) 栗木…