2022年はSUVタイプの新型EVアリアや、待望の軽規格EVサクラが注目を集めた日産。もちろん今後も「欲しい! 乗りたい!」と言ってしまう魅力的なラインナップを用意している。
これまでに入手したスクープ情報から、日産のこれからを探る。
※本稿は2022年8月のものです
文/萩原文博、写真/ベストカー編集部 ほか、予想CG/ベストカー編集部
初出:『ベストカー』2022年9月26日号
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■熾烈なミニバン戦線に新型続々投入
2023年の日産は、新型セレナが口火を切る。当初の予定よりは遅れているが、早ければ2023年1月に待ちに待ったフルモデルチェンジ。ドル箱のセレナは、日産にとって売れてくれなくては困る重要モデルで、新型になり評判のいいノア/ヴォクシー、ステップワゴンと熾烈な販売合戦を展開するのは必至だ。
またVCターボ+e-POWERで打倒アルファードを目論むエルグランド、シエンタ、フリードの対抗馬となる待望のノートベースのコンパクトミニバンなど、来年はミニバンの充実ぶりが目立つ。
●セレナ(2023年1月)
e-POWERが主力となるが、エクストレイル同様にe-POWER専用となる可能性もある。発電用エンジンは高効率と上質感を兼ね備えた1.5LのVCターボの搭載に期待したいところ。
●エルグランド(2023年冬)
エクストレイルに初搭載された1.5LのVCターボを発電用エンジンとするe-POWERを搭載。日産の高級ミニバンに注目。
●コンパクトミニバン(2023年中)
ノートをベースに2列と3列をラインナップ。開発が進められている…という情報が入っているが、やや情報が古く、不透明なところもある。販売現場は発売を渇望しているそうだが、はたして…。
■日本から日産のセダンは消える!?
一方現在日本で販売される唯一のセダン、スカイラインの次期モデルは、セダンではなくSUVとして開発されているという。日産からセダンが消える可能性があるのは少し気がかりなところ。
●スカイラインクロスオーバー(2024年)
1.5L・VCターボ+e-POWER、e-4ORCEにより居住性とスポーティさを両立したSUVとして生まれ変わる。
■GT-Rはどうなる!?
最後に日産と言えばGT-R。GT-Rは2023年夏にもスキンチェンジしたビッグマイチェンモデルが登場。
これが純ガソリンエンジン搭載の最後のGT-Rとなり、2028年にスーパースポーツEVにバトンタッチ、となるのが有力だ。
●R35 GT-R(2023年夏)
エンジン、駆動系、足回りは小変更ながら大胆にスキンチェンジして登場。このモデルが純ガソリンエンジン最後のGT-Rだ。
●R36 GT-R(2028年)
新型のGT-R(R36)はEVのスーパースポーツとして登場。GT-Rが新章に突入し、世界最速のEVを目指して開発されている。
●フェアレディZ NISMO(2023年夏)
フェアレディZはレース用のGT4車両を開発中で、そのノウハウ注入したNISMOを追加設定。
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ノート以降に登場したモデルの出来のよさからイメージ爆上がり中の日産の今後のニューカーは、何かやってくれそうという期待感しかない!!
■世界を騒然とさせるコンパクトEV!!!
日産はアライアンス共通プラットフォームのCFM-BEVを採用したコンパクトEV欧州で販売することを発表しているが、これこそ日産のEV戦略のキモとなる量販EVで、日本向けモデルの販売に期待。
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