大分県日田市のオートポリスは10月3日、同じく大分県の別府市、由布市、大分市をホームタウンとするサッカーJFL(日本フットボールリーグ)のヴェルスパ大分と、パートナーシップ協定を締結したと発表した。今後地域社会の発展、さらに地域の中での両者の発展を目指していく。
10月1〜2日にはスーパーGT第7戦が開催され、多くのファンが訪れた九州モータースポーツのメッカとも言えるオートポリス。大分県竹田市のSPA直入とともにモータースポーツ、大分県を持ち上げる存在だが、同じく大分県のサッカーチームであるヴェルスパ大分とパートナーシップ協定を締結した。
ヴェルスパ大分は、2003年に前年度のFIFAワールドカップ大分開催で地域のサッカー熱が高まり、民間主導で活動を開始した大分県のサッカークラブ。2004年に2004年に県リーグに参戦し、2012年からはJFLを舞台に戦っている。2020年にはついにリーグ優勝も果たし、目標のJリーグ昇格に近づきつつ、『地域の価値となれ』をクラブミッションに、地域に根ざした活動を進めている。
そんな両者がパートナーシップ協定を結ぶことで、サッカーとモータースポーツの競技の枠を超えた連携を通じ、地域社会の発展を図るとともに、たがいの魅力を高め、地域の中でさらに発展していくことを目的としていく。
また、サッカーファンとモータースポーツファンの交流を図り、大分の地からスポーツを通じた魅力の発信を行っていくとしている。
10月3日に行われた両者の調印式では、オートポリスの三好理文代表取締役、ヴェルスパ大分の清原裕輔代表が調印を行い、ヴェルスパ大分のホームタウンのひとつである別府市の特別観光大使である千代勝正も出席した。
スーパーGT第7戦オートポリスには、大分県副知事もサーキットを訪れるなど、大分県側の観光への貢献も期待されている。今回の協定をきっかけに、サッカー、モータースポーツの両面から大分が盛り上がることを期待したいところだ。