11月6日、スペインのリカルド・トルモ・サーキットで行われていた第20戦バレンシアGPで、タイトル争いを繰り広げていたファビオ・クアルタラロ（モンスターエナジー・ヤマハMotoGP）は、決勝で4位をチェッカーを受けたが、逆転2年連続王座獲得とはならず、今シーズンはランキング2位で終えることとなった。
27周で行われた決勝レース、4番手からスタートで少し出遅れて一時6番手まで後退するも、粘りの走りを見せて最後は4位でチェッカーを受けた。しかし、ランキング首位のフランセスコ・バニャイア（ドゥカティ・レノボ・チーム）にわずか17ポイント届かず、タイトル争いに敗れた。そんなクアルタラロが決勝を振り返り、来シーズンに向けての意気込みを語った。
■モンスターエナジー・ヤマハMotoGP
ファビオ・クアルタラロ（決勝：4位、ランキング：2位）
「非常に厳しい戦いだった。タイヤの左側に多くの負担がかかるなかでも100％を注ぎ続けたが、表彰台や優勝にはまだ足りなかった。今日はこれまでの数日よりも気温が高くなったので、フロントタイヤの左側が非常に柔らかくなっていて、それが勝てなかった原因だ。少し残念な気持ちはあるけど、バニャイア選手のタイトル獲得を祝福するよ」
「今は、早く新しいマシンを試してみたい気持ちでいっぱい。でもその前に、今夜はまずお祝いをしなければならないね。そして火曜日、2023シーズンに向けた非常に重要なテストが行われ、僕たちの将来のマシンに関することなので、本当に楽しみにしているよ」
