Qualcommの社長兼CEOであるCristiano Amon氏は、ベルリンで開催されたIFA 2022のオープニングで基調講演を行いました。1時間にわたるスピーチの中で、彼はQualcommの最新コンピューティングプラットフォームである「Snapdragon 8+ Gen 1」の重要なイノベーションを強調しました。
Qualcommのハイエンドテクノロジーの重要な柱の1つは、クラス最高の5G、Wi-FiおよびBluetoothである「Snapdragon Connect」です。
Amon氏のSnapdragon Connectに対するビジョンは、「あらゆるスペクトルを活用し、インテリジェンスを使用してまったく新しい通信体験を提供するために、ギガビット社会に向けたクラウド接続社会の基盤を構築する」ことです。
Snapdragon Soundは、Qualcommプラットフォームのもう1つの重要な柱です。「モデムとAIに加えて、サウンドがこれまで以上に重要になっていることがわかります。我々は”Snapdragon Sound”と共に、可能な限り最高のオーディオ体験を構築することに注力してきました。」とAmon氏は述べています。
Amon氏によると、Snapdragon Soundは高解像度オーディオ、Bluetoothのロスレス音楽ストリーミング、遅延の無いオーディオ体験、およびノイズキャンセルを提供することに専念しています。
Qualcommが実施した最新の消費者調査では、ワイヤレスヘッドフォンの購入を検討している人々の内、85%にとって非常に鮮明な通話が重要な購入要因となっており、ここ3年で急成長しているワイヤレスイヤフォンを購入した人の内、58%にとってロスレスまたは高解像度オーディオが購入の最大の決め手になったと述べています。
Amon氏とBoseのCEOを務めるLila Synder氏は、QualcommとBoseの提携を発表しました。これは、Qualcomm S5 Audioチップが、将来のBose製品に堅牢な接続性、超低電力、および高度な処理を提供することを意味します。
基調講演の終盤には、MetaのCEOであるMark Zuckerberg氏も参加し、将来のMeta Questやその他のMeta製デバイス向けにSnapdragon XRのカスタムチップを開発するために、両社のエンジニアリングチームと製品チームの間の技術的協力を深める目的で、複数年にわたる広範な戦略的合意を発表しました。
Amon氏は次のように話しています。「Metaと提携することで、我々はメタバースに取り組む世界の2大リーダーを結集し、数十億の人々のために、今後コンピューティングの未来に革命を起こすことが出来ます。」
この記事は、編集部が日本向けに翻訳・編集したものです。
原文はこちら
The post QualcommがMeta、Boseとのパートナーシップを発表 first appeared on Ubergizmo JAPAN.