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糸谷、好機を逃す 糸谷が[後]7七銀と拠点に打ち込み、藤井が7六の歩を飛車で取った図が本局最大の山場だった。[後]7七銀と打ち込んだ手に23分考え、残り55分となっていた糸谷はノータイムで[後]8八銀成と角の方を取った。「時間を残そうと思い過ぎました」が糸谷の感想で、この瞬間、最大のチャ…