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350万ユーロ(約4億9千万円)、963馬力のフェラーリを駐車しようとした係員が、駐車していたスクーター2台に激突させる。オーナーはすべてを見ていた!

ドライバーのミス?機械的な不具合?理由はどうであれ、このクラッシュは痛い!YoutuberのG-E.SUPERCARSによれば、この青い「フェラーリ ラ フェラーリ」は350万ユーロ(約4億9千万円)近い価値があるという。しかし、それ以上に衝撃的だったのは、スポーツカーや横転したスクーターに巻き込まれて怪我をする寸前のところで回避した男性がいたことだ。

さらに悪いことに、Carscoopsによれば、事故の瞬間、フェラーリを管理していたのはオーナーではなく、付き人だったという。通りの向かい側から事故を目撃したオーナーは、あわてて近寄ってきて、「お前はバカか!」と怒鳴っているのが聴こえる。しかし、どのような経緯で事故が起きたのかは不明だ。

間一髪で横に飛び出した男性

下り坂に「ラ フェラーリ」を停車させて、エンジンをかけたまま、付き人がクルマから離れて、9秒後・・・。「ラ フェラーリ」が突然前に進み始める。そして、停まっている2台のスクーターにまっすぐぶつかる。スクーターの横に立ち、イタリアのV12スーパースポーツカーを撮影していた男性(スクーターのオーナー)は、間一髪で後方へ跳びのき、轢かれるのを免れた。

「フェラーリ ラ フェラーリ」は2013年から2018年にかけて製造され、わずか499台しか製造されなかったスーパースポーツカーだ。このハイパーカーは、フェラーリ初のハイブリッド駆動の量産車であり、その価値は新車価格を大きく上回るものとなっている。

幸いにして、この事故では、大きな被害はなかった。ただし、カーボン製のフロントスプリッター、フロントバンパー、運転席側のヘッドライト付近には傷が見られる。大したことないように見えても、修理には少なく見積もっても、数万ユーロ(数百万円)もの費用がかかるだろう。

※クラッシュ瞬間のYouTube動画はこちらをどうぞ。

Text: Kim-Sarah Biehl
Photo: ©Youtube/G-E.SUPERCARS