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 スペーシアベースにタントファンクロスなどスーパーハイトワゴンのSUV風モデルが人気を博している今、三菱もその市場に参入することに。

 来年55周年を迎えるデリカ。その名を冠する軽自動車は長い歴史のなか、はじめて登場することとなる。でもなんで今デリカミニで勝負をするのか!?

文・写真:ベストカーWEB編集部

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スーパーハイトワゴン市場もSUV祭り!! あとはホンダだけ

デビュー以来初のSUVモデルとなるタントファンクロス。スーパーハイトワゴンのパイオニアの意地にかけて大勝負に!

 新型デリカミニが2023年初夏にも発売される。じつはデリカの名がついた軽自動車が史上初!! となれば注目度はバカ高いのも納得である。でも気になるのがeKクロススペースがあるのになんで? という点。

 これまでスーパーハイトワゴン市場はノーマルにオラオラ顔のカスタムという2本立てが基本であった。これは2003年に登場した初代タントから続く、いわば伝統のようなもの。そこにスズキ スペーシアにギアなるSUV仕立てのモデルが投入され、コレがまた大ウケ。

 それに負けじとダイハツ タントにもファンクロスという名のモデルが追加されたばかりである。そう、今スーパーハイトワゴン市場にもSUVの波が押し寄せているのだった。

 ちなみにスーパーハイトワゴンの雄「ホンダ N-BOX」は未だノーマルとカスタムモデルの2本立てとなっている。昨今の納期長期化により、SUVモデルが追加されするとより納車までの期間が長くなる可能性もあるが、N-BOXのSUVモデルが追加されるのも時間の問題か?

eKクロススペースがあるのに……新型デリカミニ追加のワケって?

三菱は早い段階からeKクロスなどSUV仕立てのモデルをラインアップしていたが、ライバル車が続出したためにデリカミニの投入を急いだ模様

 でもよーく考えれば、三菱もこの市場に早い段階から参入していた。そう、eKクロスをはじめとするド迫力フェイスのアレだ。もちろんスーパーハイトワゴンのeKスペースにも設定されており、販売台数はノーマルよりも売れているほど人気モデルとなっている。

 だが先述の通り、タントファンクロスなどライバルが続々と登場しており、三菱としても相当に厳しい戦いを強いられている状態であった。だからこそデリカというブランドを使った新型デリカミニを投入し、巻き返しを図ろうというのがデビューするキッカケなのだ。

新型デリカミニの顔に注目!! ファン垂涎の仕上がりに期待大

他のモデルと比べて控えめな印象のダイナミックシールドを採用。デリカロゴやアンダーガードなどSUVらしさ満点のデザインで勝負だ!

 現段階ではエクステリアデザインしか明らかとなっていないが、eKスペースの派生モデルというイメージとなる。最大の違いは前後デザインで、ともにDELICAのロゴが大きく配されるのだ。

 ちなみにアウトランダーや本家デリカD:5などと同じくダイナミックシールドを採用するが、他のモデルたちとはかなりテイストが異なる点も見逃せない。丸目ヘッドライトの採用やデビュー当時のデリカD:5を彷彿とさせる縦グリルなど、らしさ満点の仕上がりとなっている! 早くも注目度バツグンなだけにヒットとなりそうだが、果たして。

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