2023年新春、まったく新しい刑事ドラマ『警視庁アウトサイダー』が誕生する。
刑事ドラマといえば、清廉潔白な熱血刑事がどす黒い悪に立ち向かう、という構図が定石だがこれまでの概念をぶっ壊す本作。
西島秀俊×濱田岳×上白石萌歌、豪華トリオが新感覚の刑事ドラマを創りだす。
西島が2023年の幕開けに挑むのは、スネに傷をもつ“グレー”な刑事たちが、秘密を隠しながら互いに利用しあい、それぞれの正義を見出していくという超異色作。
そこに確かな演技力で役柄にリアリティーを宿らせる濱田、女優として着実に成長を続ける上白石の2人が加わり、シリアスとコメディーが絶妙なスピード感でからみあう、いまだかつてない刑事ドラマを生み出していく。
原作は『メゾン・ド・ポリス』『インディゴの夜』などで知られる人気ミステリー作家・加藤実秋氏の同名小説で、コミカライズも決定した人気作。
西島が“見た目が極道の元マル暴オヤジ刑事”、濱田が“一見さわやかなのに大きな秘密を抱えたエース刑事”、上白石が“安定した就職先として警察を選んだ新米刑事”というクセの強いキャラクターにふんし、波乱の予感しかないワケありトリオを結成。
警察組織の中で異質な存在=「アウトサイダー」である3人が持ちつ持たれつ、さまざまな難事件に挑んでいく。
◆西島秀俊が誇り高き“元マル暴刑事”に
主人公の架川英児は、五十路を過ぎて本庁組織犯罪対策部から所轄に飛ばされた元マル暴のオヤジ刑事。
左遷の原因となったトラブルの真実を探るためにも組織犯罪対策部への返り咲きを強く望んでおり、上層部に手腕をアピールする必要性から、秘密を表沙汰にされたくない光輔と密約を交わし、タッグを組むことに。
しかし、一連の謎を追ううち、自身が本庁を追われた原因があまりに深い闇につながっていることに気づいて…。
硬軟自在に幅広い役柄を演じ分ける西島秀俊が、英児のマル暴刑事としての矜持や葛藤を立体的に表現する。
また、西島にとって、本作はテレビ朝日の連続ドラマ初主演作となる。
◆濱田岳が難役に挑戦!上白石萌歌は新米女性刑事に
一方、英児とのタッグを受け入れる蓮見光輔は、周囲から非の打ち所がないと評される所轄のさわやかエース刑事。しかし、光輔は決して明かせない大きな秘密を抱えていて…。
その秘密を察知した英児とやむなくコンビを組むこととなり、そこに新米刑事・直央も加わってトリオで捜査に臨むうち、3人の間には友情や愛情とは異なる、なんとも奇妙な絆が育まれていく。
作品ごとに異なる顔を見せる濱田岳が、表と裏の表情をもつ光輔を巧みに演じ、その存在感で物語を大いにかき乱す。
そして英児&光輔の下につくのは、安定した就職先として公務員を目指し、なりゆきで刑事になってしまった新人・水木直央。
最初はイヤイヤ捜査に当たっていた直央だったが、ある事件をきっかけに刑事という仕事への意識が変わることに。ところが、実の父が警察組織の上層部にいるという事実が、彼女の運命を翻弄していき…。
細やかな表現力が評価され、オファーが途切れることのない上白石萌歌が、感情を素直にあらわす直央を伸び伸びと自然体で演じていく。