山梨県甲州市の笠取山に発し、東京都西部から南部を流れ、東京湾に注ぐ1級河川「多摩川」。誰もがその名を知っているが、多摩川から取水するために江戸時代に造られた水道は「玉川上水」と呼ばれ、流域の世田谷区内などには「玉川」の地名もある。なぜ複数の「たまがわ」があるのか。(斎藤茂郎)
< 多た麻ま河が泊は尓に
左良須氏弖豆久利さらすてづくり 佐良左良尓さらさらに
奈仁曽許能児乃なにそこのこの
己許太可奈之伎ここだかなしき >
二子玉川駅のホームの一部は下を流れる多摩川の上に位置している
「これが多摩川に言及した最古の文献」と教えてくれたのは、国文学研究資料館(立川市)の渡部泰明館長(65)だ。多摩川で布をさらす姿を見て、いとしい人への思いを募らせたというこの歌は、万葉集の 東歌あずまうた に収められている。
多摩川の語源は、「上流の『 丹波川たばがわ 』の変形」「魂の川の意味」など諸説ある。また「多麻」「多磨」といった異なる表記も多く、多摩地域の地名はこうした様々な字で記されたが、「多摩」に類する字の由来は、流域で麻が取れたためとも言われる。渡部館長は「語源はどうあれ、たまがわという呼び名は7~8世紀には存在した。当てる字は色々揺れ動いたのだろう」と説明する。
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読売新聞オンライン: 「多摩川」から取水する水道は「玉川上水」…「たまがわ」の漢字表記はなぜ複数?.
https://www.yomiuri.co.jp/national/20221009-OYT1T50267/
引用元: ・「多摩川」から取水する水道は「玉川上水」…「たまがわ」の漢字表記はなぜ複数? [ぐれ★]
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