スバルの新型クロスオーバーSUV、クロストレックが本日11月11日から全国のディーラーで受注受付を開始した。販売店情報によれば、FF車の価格は先代XVのe-BOXERモデルからほぼ据え置きとなる税抜き242万円~(参考価格)となる。詳細をお伝えしていこう。
文/ベストカーWeb編集部、写真/平野 学
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■税抜きギリギリ300万円未満をキープ!
販売店情報によると、新型クロストレックのグレードは標準の「ツーリング」と上級の「リミテッド」の2グレード構成。各グレード、FFと4WDを設定しており、ツーリングのFFが税抜き242万円~、同4WDが税抜き262万円~となる。ツーリングは17インチタイヤ装着が標準となる。
リミテッドはFFが税抜き279万円~、4WDが299万円~で、リミテッドのタイヤは18インチとなる。先代XVのe-BOXER車「Advance」が税抜き269万円(税込み295万9000円)となっていたことを考えると、ほぼ据え置き価格を実現している。
今回、新たに日本でもクロストレックの車名で登場したニューモデルは歴代で4代目となるのだが、正式発表日は2022年12月初旬となる予定だ。ちなみに全国のスバルディーラーでは先行してクロストレックを展示しているほか(12月25日まで)、全国各地で予定されているイベントの「アウトドアカーニバルwith CROSSTREK」でも展示される。
■パワートレーンは2Lマイルドハイブリッドのみだが、FF車を新たに設定
新型クロストレックのプロトタイプ値ボディサイズは全長4480×全幅1800×全高1580mm、ホイールベース2670mmとなる。先代XVが全長4465×全幅1800×全高1550~1595mm、ホイールベース2670mmだったので、ほぼ同サイズをキープしている。
新型クロストレックのパワートレーンは、「e-BOXER」の愛称を持つ2L水平対向DOHC+モーターのマイルドハイブリッド1本のみ。先代型まで搭載されていたガソリンの1.6Lと2Lについては設定されていない。ただし、駆動方式については先代XVがすべて4WDだったのに対し、今回のクロストレックはFFと4WDから選べるようになっている。
クロストレックでは現行型レヴォーグ、さらにWRX S4などに採用されているスバルグローバルプラットフォーム+フルインナーフレーム構造を新たに採用した。さらに、構造用接着剤の適用拡大とサスペンション取り付け部の剛性向上などにより、その動的質感は飛躍的に進化しているという。
■スバル日本初の広角単眼カメラの採用など装備向上しながら価格は戦略的設定
インテリアではセンターに鎮座する縦型11.6インチのセンターインフォメーションディスプレイを採用し、さらにスマホとの連携が大幅に強化されている。さらにレヴォーグなどで採用されている2ピニオン電動パワーステアリングなど上級車向けの装備がクロストレックにも投入されている。
また、スバル車でも肝となる安全性能面で、今回のクロストレックでは低速走行時に新型ステレオカメラよりも広角で、二輪車や歩行者を認識できる広角単眼カメラを日本のスバル車では初採用している。
プリクラッシュブレーキで対応できるシチュエーションを拡大し、歴代アイサイト最高の性能を実現している。なお、レヴォーグやWRX S4で採用するアイサイトXのようなハンズオフ運転まではカバーしていない。
こうしたXVからの装備面での向上を鑑みた場合、クロストレックは非常に戦略的な価格に収まっている。CセグのSUVはほかにもカローラクロス、CX-30、キックスなどがあるが、群雄割拠のカテゴリーにまた新しい選択肢が増えることになり、今から正式発表が楽しみな1台だ。
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