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 2022年11月10日、愛知県豊田市の豊田スタジアムで世界ラリー選手権(WRC)2022年シーズン最終戦「フォーラムエイト・ラリージャパン」が開幕した。初日のSS1を終えてトップタイムを叩きだしたのはトヨタのセバスチャン・オジエ選手(TOYOTA GR Yaris Rally1)。豊田スタジアム周辺の沿道には多くのラリーファンがつめかけて、公道を走るラリーカーに声援を送っていた。

文/ベストカーWeb編集部、画像/Rally Japan

■世界最高峰のモータースポーツが12年ぶり開催

 世界最高峰のモータースポーツが開幕した。

 2022年11月10日に始まったWRC2022最終戦「フォーラムエイト・ラリージャパン」は、豊田スタジアムでのセレモニアルスタートを開催。ゲート横には巨大な和太鼓が置かれ、「転輪太鼓 打乱漢 獅闘〜SEED〜」による演武と、この演武に合わせて「豊田寺部武将隊」、「岡崎手作り甲冑隊」と有志一同によるパフォーマンスが行われた。

豊田スタジアムのセレモニアルスタートでずらりと並んだWRCを戦うラリーマシン

 会場には大村秀章愛知県知事、大森康宏岐阜県副知事、スポーツ庁の室伏広治長官、自由民主党モータースポーツ振興議員連盟の幹事長を務める三原じゅんこ参議院議員らが参加し、フォーラムエイト伊藤裕二代表取締役社長による開会宣言で、ラリージャパンが開幕した。

巨大な和太鼓の演武が実施

 初日(11/10)、Kuragaike Park SSS(Super Special Stage)での競技に挑んだ世界のトップドライバーたちは早くも激しい鍔迫り合いを見せ、トップタイムを記録したのは世界選手権獲得8回の記録を持つセバスチャン・オジエ選手(TOYOTA GR Yaris Rally1)。とはいえ2番手につけたクレイグ・ブリーン選手との差はわずか0.1秒。2.75kmのステージを終えた時点で、上位5人が0.6秒差にひしめく接戦となった。

日本の道は世界のトップドライバーたちにも大好評。インカー映像を見ると、スタート前に多くの選手がインカー用カメラに向かってパチンと「柏手」を打つ姿が報道用モニターに映し出されている。サービス精神旺盛

 現在ラリージャパンは2日目(11/11)に突入しており、SS5までの順位は以下のとおり。

【2022.11.11/SS5 Isegami’s Tunnel 2 (14.33 km)/OVERALL】
1.Elfyn Evans(#33/Toyota GR Yaris Rally1)…44:59.6
2.Thierry Neuville(#11/Hyundai i20 N Rally1)…45:00.7…… +1.1
3.Kalle Rovanperä(#69/Toyota GR Yaris Rally1)… 45:05.0…… +5.4
4.Ott Tänak(#8/Hyundai i20 N Rally1)… 45:12.1…… +12.5
5.Takamoto Katsuta(#18/ Toyota GR Yaris Rally1)… 45:18.7…… +19.1
(以下略)

ゼッケン18番の勝田貴元選手はトップ争いに絡めるか。がんばってください!! ちなみにベストカーでおなじみの国沢光宏選手もゼッケン47番(Renault Clio Rally5)で参戦中

 現時点での日本人最高位はトヨタの勝田貴元選手は19.1秒差で5位。表彰台を狙ってアタックを続けている。クラッシュなどもありSSのキャンセルもあったが、ラリージャパンは11月13日(日)まで開催され、SS19まで走って決着する。

投稿 祝ラリージャパン開幕!! 「和」のおもてなしで12年ぶりWRC開催を祝福!! 初日トップはトヨタ自動車情報誌「ベストカー」 に最初に表示されました。