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 すでにベストカーWebでのスクープ情報でお伝えしていたように、スバルのレックスが2022年11月11日、実に30年ぶりに復活した。クロスオーバーSUV、ダイハツロッキーとトヨタライズとのOEMモデルとしてスバルのエンブレムを付け、11月11日に正式発表されたのだが、その内容についてお届けしよう。

本文/ベストカーWeb編集部、写真/SUBARU、ベストカー編集部

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■パワートレーンは1.2Lの直3、NAエンジン一択に

レックスに搭載されるパワートレーンは直3、1.2LNAのみ。1Lターボや1.2Lのe-SMARTは設定されず

 スバルは2022年11月11日、新型モデルの小型SUV、その名もレックスを正式に発表した。街乗りからちょっとした遠出までまかなう、シーンを選ばずに安心して乗ることが可能なスバル初となる小型SUVだとスバルでは謳っている。

 17インチタイヤ装着車では最小回転半径5.0mという取り回しのよさを実現し、人も荷物もしっかり載せられることができるパッケージングのよさ、出足のスムーズな加速感と低燃費、ダイハツ車の先進安全装備「スマートアシスト」をはじめとする安全装備が充実していることがウリのSUVだ。

 今回、レックスに設定されるパワートレーンは1.2L直3DOHCガソリン(87s/11.5kgm)と7速CVTのみ。2次冷却システムでの専用サーモスタット機構を搭載し、排気ガスを冷却した後に再び空気と混合させて燃焼室に戻す「クールドEGRシステム」採用で、優れた燃焼効率を実現したほか、低速時のトルクを高めることでスムーズな出足の加速を可能としているという。合わせて走行モードの切り替えができるDRIVEスイッチを採用している。

 ベースモデルのライズ/ロッキー同様に厚みのあるロアボディ、コンパクトなアッパーキャビンを組み合わせたアクティブなエクステリアデザインが特徴で、大型のフロントグリルからサイドに流れる立体感とエッジの効いたバンパーコーナーに加え、シャープなヘッドライトや張り出したフェンダーなどが力強いSUVのイメージを演出している。

 ちなみに、ライズやロッキーに設定されている1Lターボや1.2Lのe-SMARTハイブリッド車は設定されず、駆動方式はFFのみとなるのは少々残念なところかもしれない。ボディカラーはモノトーン7色、Zグレードには2トーン2色を展開する。

■次にスバル往年の名車で名前が復活するのはどれだ?

レックスのZグレード。

 また、衝突被害軽減ブレーキをはじめ、先進安全装備となる最新のスマートアシストを搭載。衝突安全性でも歩行者被害軽減ボディ、0次安全性能でも前方視界や後方視界対策と、アクティブマルチインフォメーションメーター採用で万全を期している。

 月間の目標販売台数は150台。グレード体系は2グレード設定で、ベーシックグレードのGは車両本体価格が182万円、上級グレードのZは同217万1100円。

 今回、レックスが復活することになった理由だが、実は同日に受注開始となった新型クロストレックにある。そのラインナップに先代XVに設定されていた1.6L車がなくなったことにあるのだ。

 新型クロストレックは2Lマイルドハイブリッドのe-BOXER1本となったため、軽を除いたスバルコンパクトモデルのボトムラインとしてライズ/ロッキーのOEMとして導入したという。

 往年のスバルの軽およびコンパクトカーで自社生産モデルの名前が復活するのはジャスティに続いて2台目となるが、かつてはbBのOEMモデルに「デックス」も存在した。懐かしのスバル車の車名復活はまだあるかも!?

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