全国旅行支援、11日始まる　東京は20日から入国上限撤廃、イベント割も

観光需要を喚起する政府の「全国旅行支援」が１１日、始まる。４６道府県が当初から参加する一方、東京都は２０日からのスタートとなる。新型コロナウイルスの水際対策も１１日、大幅に緩和され、１日当たり５万人としてきた入国者数上限を撤廃し、訪日客の個人旅行も解禁。コロナ禍で旅行者数が落ち込んだ地域の経済再生を目指す。
全国規模の国内旅行支援は、２０２０年１２月に停止した「Ｇｏ　Ｔｏ　トラベル」以来で、当面は１２月下旬までの予定。１１日はテーマパークやスポーツ観戦、演劇などを対象に、ワクチン接種者の入場料を２割引きする「イベント割」（上限２０００円）もスタート。来年１月末までに行われるイベントが対象だ。
旅行支援は代金の４０％を割り引く。割引額の上限は、鉄道や貸し切りバスなど交通費込みパック旅行が８０００円、宿泊のみと日帰り旅行は５０００円。買い物や飲食に使えるクーポンも平日３０００円分、休日は１０００円分配り、支援額は１人１泊当たり最大１万１０００円となる。
全国旅行支援の利用、水際緩和の適用はともに、ワクチン３回接種か陰性の証明が条件となる。（共同）

東京新聞　2022年10月10日 18時53分
https://www.tokyo-np.co.jp/article/207498