鑑真は長安で修行していた頃に、三蔵法師の足跡をたどってみようと思い立った。そこで河西廻廊を通り、天山山脈の南に広がるタクラマカン砂漠を西に向かったのである。「あたり一面、沙海(さかい)(ゴビタン)と呼ばれる砂礫(されき)におおわれた砂漠が広がっています。夏には強い日射しが照りつけ…
鑑真は長安で修行していた頃に、三蔵法師の足跡をたどってみようと思い立った。そこで河西廻廊を通り、天山山脈の南に広がるタクラマカン砂漠を西に向かったのである。「あたり一面、沙海(さかい)(ゴビタン)と呼ばれる砂礫(されき)におおわれた砂漠が広がっています。夏には強い日射しが照りつけ…